大好きだった彼女に振られ、夢にも破れたリク。独身で生きていくことに不安をおぼえるミミ。両親を亡くし叔父と暮らす女子高生の紺。3人は、魔女とギャルの二面性を持つきらりとの出会いで、少しだけ心の傷が癒えていく――。そんなきらりにもピンチがおとずれ……。この「わずらわしさ」は、もしかしたら「愛しさ」なのかもしれない――。「第26回 手塚治虫文化賞」新生賞の著者が描く、「ひとり」と「ひとり」の物語、上下巻同時発売。■谷口菜津子ビームコミックス既刊■・『彼女は宇宙一』・『彼女と彼氏の明るい未来』全2巻・『教室の片隅で青春がはじまる』■[コミックビーム]公式Twitter■@COMIC_BEAM
「ツルカメコンビニ」というちょっと変わったコンビニで働く星川きらりは天真爛漫で誰にでも明るく接してくれる女性。 この作品はそんな彼女と3人のお客さんとの出会いから始まります。 3人はそれぞれが異なる生きづらさを抱えながら“ひとり”で生きていましたが、 きらりとの出会いによって少しだけ心が軽くなってゆく、そんな様子が描かれます。 しかし、周りに笑顔を振りまくきらり自身も実は**心の傷を抱えながら“ひとり”で生きていました**。 この作品は、そんなきらりを中心にした4人の“ひとり”が隣り合わせながら生きる様子を描く、 読むとちょっとだけ前向きに生きてゆけそうな、そして人に優しくなれそうな物語です。 上下巻読了