あらすじ超美人なご令嬢・神乃美子の密かな楽しみは“立ち飲み屋”開拓! カキフライ、チーズの盛り合わせ、焼き餃子、赤ウィンナー。「折角の皿が泣いているぞ!」職場でキツイ物言いをしてしまった美子さんが、立ち飲み屋で会ったのは“ウンチクメガネ”こと小烏葉拓実。二人はストレートな言葉で他人を傷つけてしまうという共通の悩みを抱えていた。今宵のお酒はどんな味――!?
そんな話。 普段は美食評論家?で味の欠点に辛辣なコメントをしているのだが、そんな日々に疲れて、気ままに飲み食いできる立ち飲み屋を楽しむ流れ。 『コンビニお嬢様』(これもおすすめ!)と同じ作者さんなので、コンビニ=立ち飲みになった感じ。 立ち飲み屋の振る舞い方や、食事のうんちくなんかが出てくるけど、それ以上にコミュ障による対人関係の葛藤(隣の人に声かけていいか悩むとか)が凛としたお嬢様とのギャップも相まって面白い。 個人的に、何より食事の表現が面白い。 だし巻き卵をお布団系と表現したのがツボでした。(添付) 絶妙にわかる感じが良いです。 お酒弱い人間なので座れない立ち飲みとか、正気の沙汰ではないのですが、本作の気兼ねない感じは楽しそうでいいなぁと思いました。