あらすじ不器用な大人同士のまっすぐな恋、完結。都会を捨て、生まれ育った島へと単身戻ってきた34歳の主人公・日子(にちこ)。幼少期の過ちから誰からもうっすら距離を置かれ、腫れ物に触るように過ごしてきた島の青年・千真希(チマキ)。孤独なふたつの魂は、たどたどしくも少しずつ距離を詰めてゆき日子の不倫相手・侑(あつむ)も巻き込んで終盤の勢いは、さながらジェットコースターのよう…!! 美しい島が舞台の、まっすぐな大人の恋―― その結末を見届けよ!!
日子の都会を捨てた勇気、すごいと思う。 若い時って勢いってものが本当にあったんだと、自分が歳を重ねて感じる時が多々ある。 島へ戻って、チマキくんと出会って、チマキくんも背中に十字架を背負ってて(責め続けちゃうよね)惹かれるべくして惹かれた二人なんだろうなぁ。 日子さんも中々上手な女性ですね。 上下巻で、最後も皆んな幸せで前を向いていける結末。 人間生きてたら男と女しかいないんだな何てことを思った作品でした。