あらすじ祝★手塚治虫文化賞…新生賞!ガン闘病記! 二〇一九年四月。抗ガン剤の副作用の中“元気な人たちの世界”との断絶を感じていた、ひねくれ漫画家・ガンプ。そんな新たな「にちじょう」を生きる中で、読めば自身がガンだと分かる漫画が完成してしまう。ガンプは作家の性(さが)に抗えずツイートしてしまい――― これは、四十歳手前の漫画家が記す… 徒然なる“ガン闘病”の軌跡である。
前作の連載を休止するツイートはリアルタイムで見ていた。ちょうど単行本も出たばかりでノリに乗っている作家さんだと認識していたので、そのツイートにすごく驚いた記憶がある。その時の心情も作品に描かれていたけどセリフがひとつもなくて、それが本当は叫び出したいのに声が出ないような感覚をリアルに感じられてすごかった。ご自分や病気のことを俯瞰して観察されているので読みやすい。3年前のガン発覚から始まっているが今現在は漫画制作が出来るほど快復されたということだろうか。これからはサンデーうぇぶりの連載も追っていきたい。