あらすじ

光のあるところ、必ず闇が生まれる。大和を助け、虎輝の信頼を勝ち取り、家族として認められた海斗と鮫島。虎輝を利用して密漁団を潰そうとする海斗だが、密漁者たちの背景を聞くことで心境に変化が訪れる―― 本当の悪は人間に内在するものなのか、それとも……? 光と闇が反転し、混濁していく! 問われる第4巻!!
ヒソカニアサレ 1巻

前代未聞「密漁」ピカレスクロマン!! 磯貝海斗はブチギレていた!! 我々が口にするアワビの二つに一つは盗品、つまり密漁アワビであるという事実に。それには暴力団が深く関与しており、彼らの資金源となっているという事実に。そのため自分たち漁師の生活が圧迫されているという事実に。そして、その状況に対して自分ができることは何も無いという事実に――― しかしある日、少年は決意する。「奴らに奪われた全てを、取り返す」 暴力によって奪われた人生を暴力によって奪い返してはいけないのか? 怒濤の迫力で描き出される密漁ピカレスクロマン!!

ヒソカニアサレ 2巻

悪の反対はまた別の悪!! 暴力団を潰すための最初の密漁は、信頼していた仲間・鮫島の裏切りのため、よりによって潰したいはずの暴力団と組まされていた――! さらに警察の検問に引っかかり、絶体絶命の危機に陥るも、暴力団・熊澤は不敵な笑みを浮かべており…!? このドス黒い現実は、いま現在も日本のどこかに確かに存在している。毒が毒を招き、さらに深く暗い闇へと沈んでいく! 怒濤の第2巻!!

ヒソカニアサレ 3巻

光と闇を分かつものはなんだ? 新たな密漁グループ・極悪兄弟の元で海斗が目論むのは、信頼を勝ち取った上で情報全てを警察に持ち込み自分もろとも密漁団を一網打尽にする捨て身の策――!! しかし、極悪兄弟たちとともに密漁をしていく中で、本当の悪とは何か、わからなくなっていく……! 光があるからこそ、闇が生まれる。そして闇から光は濃くはっきりと見えるが、光の側から闇を見ることはできない。

ヒソカニアサレ 4巻

光のあるところ、必ず闇が生まれる。大和を助け、虎輝の信頼を勝ち取り、家族として認められた海斗と鮫島。虎輝を利用して密漁団を潰そうとする海斗だが、密漁者たちの背景を聞くことで心境に変化が訪れる―― 本当の悪は人間に内在するものなのか、それとも……? 光と闇が反転し、混濁していく! 問われる第4巻!!

ヒソカニアサレ 5巻

密漁ピカレスクロマン、終劇!! いよいよ極悪兄弟が、熊澤への復讐のため動き出す。その裏で海斗と鮫島は五味と接触し、別の結末への計画を静かに、着実に進める―― 密漁ピカレスクロマン、ついに終劇!! ここで描き出される闇は、我々から伸びる影の延長にある。最後まで目を背けるな! 戦いはいま現在も続いてるのだから。