あらすじ

眠っていた軌道国家【蒼の終国】を60年ぶりに再起動させた操縦者・アル。しかし、その軌道の先にあったもう一つのオービタリア、【白灰の夕国】が振り降ろした巨大な斧を防ぎ切れず、大切な人ごと街が破壊されてしまった――。さらに続く【白灰の夕国】と【蒼の終国】の鍔迫り合いの最中、第3の【オービタリア】が現れ――!?
起動帝国オービタリア(1)

ロボットオタクのアルは、学園都市に暮らす卒業間近の学生。2足歩行ロボットの製作を夢見るも実験は失敗ばかり…同級生にもバカにされていたが、ある夜実験中のアルの元に美少女が!? おくさんの大井昌和が描く本格SFファンタジー!

起動帝国オービタリア(2)

自分たちが居る場所が、巨大なロボット【オービタリア】の中である事を知ったアル。60年間、決して動かなかったという【蒼の終国】を動かした事で一部の管理者が支配し、労働者が従うという国の形をも一夜にして動かしてしまった。国中が混乱する中、歩き出した先にもう一つの【オービタリア】がいる事が分かり…!?

起動帝国オービタリア(3)

眠っていた軌道国家【蒼の終国】を60年ぶりに再起動させた操縦者・アル。しかし、その軌道の先にあったもう一つのオービタリア、【白灰の夕国】が振り降ろした巨大な斧を防ぎ切れず、大切な人ごと街が破壊されてしまった――。さらに続く【白灰の夕国】と【蒼の終国】の鍔迫り合いの最中、第3の【オービタリア】が現れ――!?

起動帝国オービタリア(4)

眠っていた軌道国家【蒼の終国】を60年ぶりに再起動させた若き操縦者・アル。しかし、もう一つの軌道国家【白灰の夕国】による一撃で、多くの民と街を破壊されてしまう。これに端を発した巨人同士の戦いは、アルの本能による一撃で決するかに見えた――が、第3の国家【黒鉄の暫国】の操縦者・アキナケスによって、その一撃は食い止められてしまう。アキナケスのその行為は、アルを破壊者の道から救うことに他ならなかった――。巨大居住型ロボット叙事詩、第一幕ここに完結!