あらすじ

舞台は13世紀、モンゴルの侵攻に疲弊する金国の首都・中都大興府。元奴隷の少年であらゆる言語を覚えることができる語学の天才・ネルグイは、モンゴル軍が仕掛けた「史上初の空襲」によってすべてを失った。「自由が欲しければ戦え」親友バートルの言葉を胸に、ネルグイはモンゴル相手にリベンジを誓う。武器は「言葉」、相手は史上最強最大の帝国。元奴隷少年の、「知」で「血」を洗う歴史大河スペクタクル開幕――!
ゾミア 1巻

舞台は13世紀、モンゴルの侵攻に疲弊する金国の首都・中都大興府。元奴隷の少年であらゆる言語を覚えることができる語学の天才・ネルグイは、モンゴル軍が仕掛けた「史上初の空襲」によってすべてを失った。「自由が欲しければ戦え」親友バートルの言葉を胸に、ネルグイはモンゴル相手にリベンジを誓う。武器は「言葉」、相手は史上最強最大の帝国。元奴隷少年の、「知」で「血」を洗う歴史大河スペクタクル開幕――!

ゾミア 2巻

ホラズム王国の王子・マイスールを含むネルグイたち一行は、モンゴル兵に囲まれた西夏の首都・興慶への入城に成功。モンゴルと西夏の間で、休戦協議が設けられる。戦争は終わるかに思われたが、モンゴル側の大使である千人隊長・チャガンには、知られざる別の目的があった――。

ゾミア 3巻

モンゴルによる第四次西夏遠征は、モンゴルが西夏の要求を呑む形で撤退。戦争は終結した。歓喜に沸く興慶で、ネルグイは独自の言語習得法「恥捨て」により、山民(ミゾ)の少女の言葉を理解することに成功。彼女は「山の神」で、名前は「ミマ」。中原の西に位置する何者も侵せない広大な山脈群「ゾミア」より、チンギス・ハーンを暗殺するために下りてきたという――。モンゴルへの復讐を誓った元奴隷の少年と、チンギス・ハーン暗殺を目論む山民(ミゾ)の少女が出会い、旅し、辿り着いた答えとは!?