あらすじもなかとのぼる。側から見たら普通に結婚をして普通に幸せに暮らしている夫婦だが、のぼるが自宅で逮捕されてから、もなかはのぼるの事がより分からなくなる。「つれあっていくのって大変なんじゃないか」当たり前に語られる夫婦、親子、恋人、家族、そんな“人間関係”を見つめ直すヒューマン・グラフィティーの完結巻! 電子版限定特典として描き下ろし1P漫画付き!
1巻刊行記念、ということで購入して読了。 いわゆる日常系?なのか?ちょっと変わってるし、若干昭和っぽいところがあってフワッとしている。ほんとにフワッとしているので他に表現が難しいけど、ついつい読み続けてしまうタイプの作品。 主人公もなかさんは謎の旦那(無職)を養っている。 ご近所さんたちと変な付き合いが広がっていくのが本作の本筋だけど、終始のほほんとした空気で必要以上に荒れることもなく進んでいく。 ただ、「それおかしいよ」っていう「普通」の感性を唯一持ってそうなもなかと、一番おかしな旦那ののぼたんとの不思議な日常がメインのおかずである。 実際、そのおかしいと思う常識的な感性も、のぼたんとの付き合いの中で確信に変わるところもあれば改められるところもあり、すごく柔軟じゃないかと感心させられる。 なんか、そんな深くないようで意外と深いんじゃないかこれ。