あらすじ

もなかとのぼる。二人はごく普通に結婚し、ありふれた夫婦生活を送っていた。のぼるが逮捕され、拘留されるまでは…つれあって生きていくために人は何をわかちあえればいいのか。何を大事にしたら人は幸せになれるのか。夫婦、恋人、親子、家族、様々な人間関係がおりなす一筋縄ではいかないヒューマン・グラフィティ!電子版限定特典として描き下ろしイラスト1枚付き!
おつれあい 1【電子版限定特典付き】

もなかとのぼる。二人はごく普通に結婚し、ありふれた夫婦生活を送っていた。のぼるが逮捕され、拘留されるまでは…つれあって生きていくために人は何をわかちあえればいいのか。何を大事にしたら人は幸せになれるのか。夫婦、恋人、親子、家族、様々な人間関係がおりなす一筋縄ではいかないヒューマン・グラフィティ!電子版限定特典として描き下ろしイラスト1枚付き!

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おつれあい 2【電子版限定特典付き】

夫ののぼるが自宅で逮捕されるという衝撃的な体験をした柏原もなかは夫との距離感に悩み始める。このままつれあっていく事って結構大変なんじゃないか?何をわかちあい何を大事にしたら人は幸せになれるのか?そんな二人がなぜか次から次へと周囲の人々のトラブルに立ち会う事に…様々な人間関係がおりなす一筋縄ではいかないヒューマン・グラフィティ!電子版限定特典として描き下ろし1ページ漫画付き!

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おつれあい 3【電子版限定特典付き】

もなかとのぼる。側から見たら普通に結婚をして普通に幸せに暮らしている夫婦だが、のぼるが自宅で逮捕されてから、もなかはのぼるの事がより分からなくなる。「つれあっていくのって大変なんじゃないか」当たり前に語られる夫婦、親子、恋人、家族、そんな“人間関係”を見つめ直すヒューマン・グラフィティーの完結巻! 電子版限定特典として描き下ろし1P漫画付き!

おつれあい

「おつれあい」というタイトルの絶妙さ

おつれあい 安堂ミキオ
兎来栄寿
兎来栄寿

『はたらくすすむ』安堂ミキオさんの新作です(『はたらくすすむ』を読んでいた方はニヤリとできる要素があります)。 本作では、保険レディの主人公もなかと、その旦那で少し癖のあるのぼたんの「おつれあい」を中心とした群像劇が描かれます。 『はたらくすすむ』で見せてくれた絶妙な人間ドラマは本作でも健在。味わいのあるキャラクターが続出します。 安堂さんの描くキャラクターはどうしてこんなに人間味に溢れていると感じるのか? それは、ひとえにお弁当屋さんのご主人のエピソードに代表されるような、人間の不器用さにある気がします。 他人に良く思われたいという見栄や欲望と、他人に優しくありたいという気持ちの間には隔たりがあるようで実は地続き。そのグラデーションの中で卒なく生きたり意思思疎通したりはできないけれど、根底には共に生きて行こうとする気持ちが通う人間同士の暖かさが感じられるのです。 単純に「夫婦」というにはどこか本質的に理解し合えない部分があるけれども、それでも互いに歩み寄り合える部分が確かにあり共存していくことが持続的に可能なこの関係は確かに「おつれあい」というのは絶妙な表現で、良いタイトルだと思います。 安堂さんの描くヒューマンドラマは無限に読みたいです。