あらすじ2010年初夏、黒咲一人は高知県吾川郡山中にある廃屋で二人のホームレスと共に暮らしていた。今度の旅の目的は、「物件探し」!!手ごろな物件を見つけて、快適な田舎暮らしをしながら、近所の子供たちにマンガの描き方を教えられたら…。「オマケの人生を精一杯生きるため」黒咲が夢見た田舎暮らしだったが、そこには余りにもハードな毎日が待ち受けていた!!波乱の日々を描いた「貧乏老人の悪あがき」てんまつ記。※本書は絵日記として著者が「ジャポニカ学習帳(自由帳)」に描いたネーム(ラフスケッチ)を電子書籍化したものです。
「55歳の地図」の続編。あれから6年後、今度は移住するつもりで再び四国を訪れます。畑仕事をしながら子供達に漫画の描き方を教えたいというのが目的だったようですが、なかなか借りれる家が見つからず、ようやく山の上の小屋で暮らし始めますが思うようには上手くいかなかったようです。お遍路さんをした時の恩人である一心さんとおじいやんも同居するんですが、それもなかなか大変そうでした。ただ「55歳の地図」よりも肩の力が抜けた内容になってるので、その上手くいかなさも含めてエッセイ漫画としてすごく面白かったです。ジャポニカ学習帳に鉛筆書きしたネームの状態のまま電子書籍化されたものですが、読みにくさも分かりにくさも気にならなかった。