あらすじ

新幹線の車内で、突然苦しみだした老婦人を鍼灸の道具で治した柊漢治郎。勤務先を転々とし、どの病院でも院長クラスに楯突いてクビになった過去を持つ漢治郎は、東洋医術を駆使し、病巣の根幹に迫る魔術師。新幹線で助けた老婦人・梅花に頼まれ、東北の城下町、合津市へとやって来た漢治郎を待つものとは…!?
医候 1巻

新幹線の車内で、突然苦しみだした老婦人を鍼灸の道具で治した柊漢治郎。勤務先を転々とし、どの病院でも院長クラスに楯突いてクビになった過去を持つ漢治郎は、東洋医術を駆使し、病巣の根幹に迫る魔術師。新幹線で助けた老婦人・梅花に頼まれ、東北の城下町、合津市へとやって来た漢治郎を待つものとは…!?

医候 2巻

老婦人・梅花の屋敷に居候する東洋医術の魔術師・柊漢治郎。命を救うことも大切だが、医師のプライドで患者の人生を犠牲にする権利はないと考える漢治郎。そんなある日、屋敷の蔵の雨漏りを修繕するために訪れていた大工の棟梁が、作業中に転落して足の骨を複雑骨折してしまう。急ぎ合津総合病院へと運ぶが、当直の外科医・外管は私用で出かけており、研修医の手には負えない状態だった。それを見かねた柊は、研修医たちを叱咤し、彼らに処置を指導する。だが、それを知ったトップクラスの外科医である外管は、彼の知識に疑問を抱き…?柊の、心と身体の病を治す特効処方箋に、多くの人々が救われていく最終巻!