あらすじ

子供の頃の母親の一言をきっかけに、ぬいぐるみの「くま」を介してしかしゃべることができなくなってしまったメイは、母親が亡くなり施設に入ってからもその奇妙な行動のせいでからかわれ孤立してしまっていた。そんな中支えになってくれていたのは年上の倉本だった。倉本はしゃべれないメイとメイの代わりにしゃべるくまを、初めて二人セットで認めてくれたのだ。「ずっとお兄ちゃんと一緒にいられますように」そう思っていた矢先、メイは伯父にひきとられることとなり、二人は離れ離れになってしまい……?(「きみがくれたぬくもり1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.31に収録されています。重複購入にご注意ください)
小説花丸 きみがくれたぬくもり1

子供の頃の母親の一言をきっかけに、ぬいぐるみの「くま」を介してしかしゃべることができなくなってしまったメイは、母親が亡くなり施設に入ってからもその奇妙な行動のせいでからかわれ孤立してしまっていた。そんな中支えになってくれていたのは年上の倉本だった。倉本はしゃべれないメイとメイの代わりにしゃべるくまを、初めて二人セットで認めてくれたのだ。「ずっとお兄ちゃんと一緒にいられますように」そう思っていた矢先、メイは伯父にひきとられることとなり、二人は離れ離れになってしまい……?(「きみがくれたぬくもり1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.31に収録されています。重複購入にご注意ください)

小説花丸 きみがくれたぬくもり2

ぬいぐるみの「くま」を介してしかしゃべることができなくなってしまったメイは、伯父にひきとられることとなり、施設で優しくしてくれた「お兄ちゃん」と離れ離れになってしまって以来、新しい家でも伯父や従兄弟の辰哉に虐げられ肩身の狭い思いをして生きてきた。ところがある時から、伯父の秘書として家にやってくる「斎賀」という男に「お兄ちゃん」の影をかさねてしまうようになる。人違いだったらどうしようと声をかけられずにいたメイとくまだったが斎賀のほうから声をかけてきてくれて……!(「きみがくれたぬくもり2」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.32に収録されています。重複購入にご注意ください)

小説花丸 きみがくれたぬくもり3

伯父の秘書として家にやってくる斎賀が、会いたいと願い続けた「お兄ちゃん」と同一人物と知り喜ぶメイとくま。けれど肝心の斎賀は一瞬だけ苦い顔を見せた。不思議に思いつつも、その後は優しく接してくれ、以前のように気にかけてくれる斎賀を慕い、ささやかな幸せを噛みしめていたメイだったが、それを嗅ぎつけた従兄弟の辰哉がそのまま大人しくしているはずはなかった。辰哉はメイを自分のものにするために、ある行動を起こし!?波乱の第三話!(「きみがくれたぬくもり3」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.33に収録されています。重複購入にご注意ください)

小説花丸 きみがくれたぬくもり4

くまは壊され、斎賀がメイに近づいた本当の目的もわからず、メイの心はぼろぼろになっていた。そんなメイを見て、斎賀は復讐のために秘書になったこと、けれど今はその気持ちが薄れていることを話してくれる。そして、「すべてに決着をつける」とメイを残して一人伯父の家に行ってしまった斎賀。これまで自分を守り助けてくれてた斎賀が傷付くかもしれないと不安になったメイは、くまがいなくても勇気を出して一歩を踏み出すが!?……感動の最終回!(「きみがくれたぬくもり4」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.34に収録されています。重複購入にご注意ください)