あらすじ前世でハマっていたBLゲームの世界に転生して攻略キャラたちとの学園生活を楽しむ央だったが、BL好きの佐々木さんから「同類では?」と疑われてしまう。佐々木さんの急接近をカップル誕生かと誤解した面々から気持ちを告げられ、央は「隣にいてほしい人」は誰か自分に問いかける。そして眠りに落ちた央の前に扉が現れ――ここから物語はマルチエンディングのキャラ別ルートに突入! 一人目の攻略キャラは、クーデレ先輩こと青桐夏緋!!描き下ろし番外編は、体育祭で夢のシチュエーションが続発!?
大好きだったBLゲーム(しかもクリア後)の世界に転生したと気づいた主人公の男子高校生アキラ。 さらに、立場はゲームの主人公の弟という、推しカップル&アフターを見やすいベスポジ。 この主人公、元腐女子会社員としての記憶は殆どないものの、兄が主人公だったゲームのことはよく覚えているらしい。 兄カップルを眺めてニヤニヤしたり、恋に破れた男たちを見に行ったり、男たちがもたらす騒動に巻き込まれたり、なにかと忙しい。 そのせいか、元々の性格か、幼なじみの女の子はおそらく主人公に恋心を抱いているのに、主人公は気づかない模様。BL漫画とはいえ、おいたわしい。 ちなみに2巻までしか出ていないのに、展開を勘違いさせる表現にまんまと騙されたなあと思うこと数度。 お上手ですなあと思ってしまった。 ストーリーはサクサクと進み、主人公の中身が腐女子のせいかBL展開もマイルドで、グイグイとおもしろく読めている。 白兎さんも良いキャラクター。 あと原作小説家になろう版をみてみたら、原作者さんコメントで、なろう版と商業小説版と漫画版は話が少し違うと書かれていたので、3展開用意されているということ?!と震えてしまった。