あらすじベネズエラに“TGA”が手掛ける画期的な新エネルギーによる発電所と、奇妙な建築物が建てられた。《真・ボリバル同盟》を名乗る義賊団は、その施設の怪しげな噂を耳にし、秘かに探り始める。発電所が試運転をスタートし、次第に賛成派と反対派の対立が深まっていく中、取り返しのつかない悲劇が……。偉大なる建築家が握る、強大な力。ベネズエラを虹が切り裂き、世界の再構築が動き出す。
もうすでに熱いクチコミがある作品なので自分が書かなくてもいいかな…と思ったのですが、個人的な読書感想備忘録として残しておくことにしました。 一回読んだだけじゃ内容を把握するのが難しいと思う…。私は二回目を読んでようやくストーリーの全体像を理解できました。あえて、よくある起承転結で物語を作ってないんだと思います…多分…。一回目を読んでる時にはジグソーパズルを組み立てるように色んなことが明らかになっていくなぁと思いましたが、二回目はストーリーの流れが自然過ぎて伏線なのかどうかも曖昧なところがヨーロッパの映画みたいだなって思いました。あんまり伏線っていう概念がないのかも…。分かりやすい展開の漫画ばかり読んでいたのでとても新鮮でした。こういう風に漫画のストーリーを作ってもいいんだという発見もありましたが、雑誌連載で発表していくのは大変だっただろうなと感じたのも正直なところです。「彩度」とか「きらめき」の言葉以上の意味はあるのか?とか、二回読んでも分からない部分が多々あるので完全には理解しきれてないんだろうな…。でも3巻が特に好きです。