あらすじ

<カラー5ページ増量!!>ダメ男・坂本拓郎が30歳の誕生日に出会った運命の彼女。それはバーチャルリアリティーのゲーム世界の中で生活する、AIキャラクター・月子だった!「現実を直視しろ。おれ達にはもう仮想現実しかないんだ」友人にも背中を押され、どんどん月子に惹かれていく拓郎だったが‥‥‥月子には他に好きな人がいる? もしかして現実世界が見えている!?謎だらけの彼女の存在には、この世界の秘密が隠されていた……!!※本商品は過去に発行されていた商品の収録内容から変更はありませんので(カラー増量ページ除く)、重複購入にご注意ください。
ルサンチマン 1巻

<カラー5ページ増量!!>ダメ男・坂本拓郎が30歳の誕生日に出会った運命の彼女。それはバーチャルリアリティーのゲーム世界の中で生活する、AIキャラクター・月子だった!「現実を直視しろ。おれ達にはもう仮想現実しかないんだ」友人にも背中を押され、どんどん月子に惹かれていく拓郎だったが‥‥‥月子には他に好きな人がいる? もしかして現実世界が見えている!?謎だらけの彼女の存在には、この世界の秘密が隠されていた……!!※本商品は過去に発行されていた商品の収録内容から変更はありませんので(カラー増量ページ除く)、重複購入にご注意ください。

ルサンチマン 2巻

月子が好きな男、「神崎」とは一体何者なのか?一方、月子が特別なソフト『ムーン』だと興奮する越後。 現実と仮想世界を逆転させるとは一体…拓郎は月子と再会することはできるのか。月子を想いながらも、“現実”を捨てきれない拓郎は、思いがけず優しく介抱された会社の同僚に恋するのだが…!?※本商品は過去に発行されていた商品の収録内容から変更はありませんので、重複購入にご注意ください。

ルサンチマン 3巻

神崎から月子を奪い返し、神崎狩りの兵たちからも逃げることに成功した拓郎。しかし泣きじゃくる月子から「大嫌い」と告げられてしまう‥‥‥現実でも長尾に「生理的にダメ」と拒否され、まともに顔を合わせることもできずにいた。監禁された月子。素顔のまま仮想世界に入る拓郎‥‥‥その目的とは?※本商品は過去に発行されていた商品の収録内容から変更はありませんので、重複購入にご注意ください。

ルサンチマン 4巻

とうとう、月子と恋人になり現実を忘れて浮かれる拓郎。自分が貸したお金をゲームにつぎ込んだと知り、仮想世界に乗り込んだ長尾が月子と対峙する…!!「現実に彼女ができるなら、ゲームなんてやってない!!」酒の勢いで長尾と結ばれた拓郎は、月子と別れて現実を選ぶ決断をする。一方、自分が特別な存在『ムーン』であり、強大な力を持っていることを知った月子。捨てられたと知り拓郎に執着する月子は、江原の策略に操られ、仮想世界に“本物”の拓郎を作ろうと企むが…!? 異色のバーチャル・ラブストーリー、ここに完結!!※本商品は過去に発行されていた商品の収録内容から変更はありませんので、重複購入にご注意ください。

ルサンチマン

月子ちゃんはかわいい

ルサンチマン 花沢健吾
ゆゆゆ
ゆゆゆ

おもしろいから読んでみなよと言われたのが、2016年くらい。借りて読んだら、たしかにおもしろかった。設定に目新しさはないけれど。 そう、VRとかMRとか、身近にたくさん出始めた2016年頃だと、設定に目新しさはなかった。 しかし、他の方も書いているように、「ルサンチマン」は2004年にコミックス化した漫画。 2000年代半ばはまだ、VRゴーグルやヘッドギアなんて、普通に生活していたら出会わない。 発行年を知ったあと、「目新しさはない」だなんて大きな勘違いだったと知った。 それこそ映画「バーバレラ」をありきたりの設定詰め合わせのB級映画と思ってしまうくらい、わかっていなかった。 2004年当時に読んだ人たちは、もっと強い衝撃を受けたと思う。 いったいどうして、ヘッドギアをつけて部屋の中を動き回って遊べて、さらに専用グローブで仮想空間の女の子に触れるギャルゲーだなんて、あの頃描けたんだろう。 そして主人公は、団塊ジュニア世代の悲哀を感じるおじさん(でもまだ30歳になっていない)。 なんだか清潔感を感じない見た目。 人を馬鹿にしていても自分も同類。 生活が生活故に、漏れ出てしまう感情。 誰とでもないけど、既視感を覚えてしまうおじさん。 でも、このおじさん(今考えるとまだ若手)がかっこよく見えるときがあるのだから、花沢健吾先生の漫画は不思議だ。 「おもしろいよ」と勧めてもらったとおり、おもしろくて楽しめる漫画。 もし読まれる際は、これが2004年当時の漫画だと念頭に入れて読んでいただけたら、いろいろなシーンで、よりくすっとできると思う。