あらすじ

<出遣いのお秋>とある宿場町の旅籠。出遣いのお秋という女賭博師に三人の侍が大金を巻き上げられていた。お秋は名うてのいかさま師であった。チンピラの紹介で大金の取り戻しの依頼を受けたのが、めっぽう腕はたつが、女にはまったく目のない、通称ばちあたり伝九郎という旅の素浪人であった。<おれの巾着>他3編収録。
ばちあたり伝九郎(1)

<出遣いのお秋>とある宿場町の旅籠。出遣いのお秋という女賭博師に三人の侍が大金を巻き上げられていた。お秋は名うてのいかさま師であった。チンピラの紹介で大金の取り戻しの依頼を受けたのが、めっぽう腕はたつが、女にはまったく目のない、通称ばちあたり伝九郎という旅の素浪人であった。<おれの巾着>他3編収録。

ばちあたり伝九郎(2)

<祈願絵馬>笹目宿の絵馬堂で、ばちあたり伝九郎が野宿していた深夜、女が達磨の絵馬を奉納しに来た直後、女の悲鳴が聞えた。駆けつけた伝九郎に抱かれて女は「だるまや…」といって息絶えた。絵馬を持って、笹目宿の旅籠・達磨屋へ向かった伝九郎に、達磨屋の主人の依頼を受けた恐るべき刺客が!!<木履さま>他2編収録。