あらすじ

中国の後漢時代末期。乱れた世を正したいという大志を抱く青年・趙雲は、己の武を世に生かすため、群雄の一人・公孫サンに仕官する。しかしそこで趙雲は、生き物のように蠢く戦場の真実に臆し、関羽・張飛という二人の豪傑の武に圧倒されてしまう。二人の義兄・劉備のとらえ所のない器量に魅力を感じつつも、己の実力不足を痛感した趙雲は、公孫サンの下を辞して己の腕を巡る旅に出るのだった……。
雲漢遥かに―趙雲伝 1巻

中国の後漢時代末期。乱れた世を正したいという大志を抱く青年・趙雲は、己の武を世に生かすため、群雄の一人・公孫サンに仕官する。しかしそこで趙雲は、生き物のように蠢く戦場の真実に臆し、関羽・張飛という二人の豪傑の武に圧倒されてしまう。二人の義兄・劉備のとらえ所のない器量に魅力を感じつつも、己の実力不足を痛感した趙雲は、公孫サンの下を辞して己の腕を巡る旅に出るのだった……。

雲漢遥かに―趙雲伝(2)

中国、後漢時代末期。乱世において己の進むべき道を探す青年・趙雲は、呂布軍の武将・高順と出会う。高順の生き様と死に様から武人の心得を学んだ趙雲は、劉備と再会し、これを劉備を生涯の主君と定める。劉備の秘めたる大望を知った時、そこにかつて関羽・張飛の豪勇に臆した新兵・趙雲の面影は無かった……。そして曹操の大軍が荊州に侵攻する時、ついに趙雲はその武勇を極限まで開花させる!

雲漢遥かに―趙雲伝(3)

中国、後漢時代末期。曹操の南征という死地を脱した劉備陣営。荊州、そして新天地・益州を奪取し、流浪の軍団はついに曹操、孫権に肩と並べる第三勢力となる。そして要衝の地・漢中を巡り、劉備軍vs曹操軍の正面決戦が始まった。覇者・曹操という大敵を前に、趙雲は己が積み重ねてきた武の全てを出し切れるか!?そして趙雲が立つ最後の戦い、諸葛亮の北伐…。「三国志」屈指の武人・趙雲の生涯を描いた歴史浪漫、堂々完結!