あらすじ

慶長十年、徳川家康は大御所として駿府より院政を執るようになる。同じ頃、伊達政宗は仙台の発展に尽力――長女・五六八姫と家康長男・忠輝との婚姻も整い、政宗の行く末には一点の曇りも無い……と誰もが思っていた――
独眼竜 伊達政宗(1)

抗え、遅れ咲きたる“北の猛竜”よ!!戦国時代末期、いよいよ豊臣秀吉が天下を掌中にしようとしていた――だが、遙か奥州の地からは独眼竜の雄叫びが響き渡るのだった!!天正十八年(1590)正月、会津黒川城――既に奥州六十六群のうち約半数を手に入れていた伊達政宗の許に関白・豊臣秀吉から「小田原参陣」の要請が届く。しかし、この北条討伐には伊達家を揺るがす数多の困難が若き当主・政宗を待ち受けていたのであった――。

独眼竜 伊達政宗(2)

慶長十年、徳川家康は大御所として駿府より院政を執るようになる。同じ頃、伊達政宗は仙台の発展に尽力――長女・五六八姫と家康長男・忠輝との婚姻も整い、政宗の行く末には一点の曇りも無い……と誰もが思っていた――