「ああ愛いな俺の番。今、孕ませてやるぞ」結婚相手が獣人だったなんて…怖いのに、大きな指に、舌に、優しく溶かされてしまう――この世には『獣人』が存在しているらしい。そんな物語に憧れながら、18歳の誕生日、私は犬司家に嫁入りした。実家では物のように扱われた私にとって、大好きな小説を書いた先生との結婚はこの上ない幸せ。先生は無愛想だけど、その奥の優しさに私は救われた――なのに、私が獣人を信じていると口にすると、先生は豹変して…獣へと姿を変え、本能にまかせ私を抱く先生。甘い愛撫は、ただ子を生すために――