あらすじ恐怖、復刻! 山岸凉子が、人の心の真の闇を描いた4編。迫力の筆致がよみがえるカラー扉絵を、全カラー収録した、完全新装版!! 死の淵をさまよう男が体験した世界を描いた『夜の馬』。母親の、我が子への偏愛がもたらした破滅への道程『メディア』。実話をもとに語られる『押し入れ』。そして、愛を打算にかけた男が取り憑かれた怨念の形『雨女』。衝撃の4編が、あなたを捕らえる。
先日発売された「艮(うしとら)」「ゆうれい談」よりも怖い話が多いですね。母親の執着から逃げられない娘の関係を描いた「メディア」は、娘が母親を嫌いになりきれないところがリアルだなと思いました。漫画家M先生のアシスタントさんの恐怖体験を描いた「押し入れ」は、起きたことを装飾なしに描かれてるので淡々としてるんですけど、山岸先生がポロッとおっしゃった言葉に一番ゾッとしました。それ絶対に当たってると思う…。