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逆様船…そこは死者が悠久の時をすごすあの世との境。新たに船に招かれた少女アンナは自分の死と取り巻く世界の残酷さに心を闇に沈めていた。悠久の時間が彼女のその時を「歴史」と呼ばれるものに変えるまで、空に船は漂う。特別読切64P
【アフタヌーン四季賞2024春 佳作】学校中の様々な部活を写真におさめている内藤。そんな中、帰宅部の羽多野が彼に関心を持ち、なぜかめっちゃ付いて来る!?
若くして両親を亡くした引きこもりの少女・ルナ。社会に馴染めず陰鬱とした日々の中でとあるテレビ番組を唯一の心の支えとしていたルナだったが、実はその番組は"存在していなかった"ことが発覚し…?
江戸城内に実在した女の園、大奥。 将軍のお手付きを翌日に控える八千代のもとに、 「将軍の○○○がでかい」という噂が舞い込んできて…!? 『年齢を詐称してるVtuber』のなまずが仕掛ける、大奥×耳歳増ギャグ‼
「少年派遣制度」で依頼を受けた佐狐と虎徹。気乗りしない依頼を反故にした二人を待ち構えるのは侍の「亡霊」…!?圧倒的熱量で繰り広げられるアウトローバトルアクション!!
『あーとかうーしか言えない』の近藤先生の読切。 逆さまに飛ぶゆりかもめ、アンナの髪を編みながら独白するドリー、感情を爆発させる場面で抱えている本は『怒りの葡萄』 意味のあるモチーフがふんだんに散りばめられているのに、残酷な運命が描かれているのに、ゆったりとした時間が流れています。 怒りや悲しみは時間が解決するという言葉は無責任に感じるけれど、救いであり祈りなのかもしれないと思わせてくれる作品でした。 怒りを忘れずにいることも、忘れることも、伝えることも、全てに意味があるんだと感じました。 「時間は麻酔だ」「大丈夫よ」という言葉に確かな温度を与えているのは、悠久の時を丁寧に描いているからなのかなあ。素晴らしい作品でした。