あらすじ佐倉葉子21歳。彼女は不当に手にした鍵を持ち、住人が不在の部屋を渡り歩いて生活をしている。死んだはずの同級生・月沼マコトによれば、葉子は知らず知らずのうちに「ヒル」と呼ばれる存在になっていたらしい。「ヒル」とおぼしき謎の男と接触した葉子は、その実態を突き止めるために尾行するが、返り討ちに合い、捕らわれてしまう。マコトの助けを借りて難を逃れるものの合鍵はすべて失ってしまい――!?
誰かが家の鍵を使い、住人が不在の間に上がり込み、居室で勝手に過ごしている。現実にもあり得そうな設定で、しょっぱなから怖い。 住人の留守中を過ごす家無しの女の子の、無人のはずの居室での出会い。過去も垣間見えて、女の子のこれまでの境遇とか、出てきた元同級生との関係が気になる展開です。