あらすじ

幼い娘と2人、慎ましくも幸せに暮らす和賀県民・佐伯翔。だが、家の裏手は危険な崖になっていて、いつ崖崩れで家屋が下敷きになるのも時間の問題だった。ついに佐伯は陳情のため和賀県庁へ乗り込むが、管財課から防災課、林務課とタライ回しにされるばかり。怒りに震える佐伯だが、そこへラン子知事が現れて…。
知事ラン子 1巻

亡き夫の跡を継ぎ、和賀県知事となった赤月蘭子は、美人だけど政治は全くのド素人!そんな彼女が、燃えさかる正義の炎で政治の闇をバッチリ照らす、痛快ポリティカル・コメディー!!今日は雁電気工業会長と会う大切な日。財政難で苦しむ和賀県内に工場進出を決めた「救いの神」の接待とあって、団副知事は万に一つも失敗は許されないと蘭子に言い聞かせる。だが、誘致のために50億円もの補助金が県から雁電気に流れていると知った蘭子は、あまり腑に落ちない様子で…。

知事ラン子(2)

雁電気会長と花菱議員の密会の席へ乗り込んだラン子たち。補助金詐欺の証拠をつかまれた雁電気会長は、和賀県からだまし取った50億円をラン子へ返し、さらに、雁電気本社を和賀県へ移転させようと申し出る。だが、ラン子はそんな会長の姿を「情けない」と切り捨てて…。

知事ラン子(3)

幼い娘と2人、慎ましくも幸せに暮らす和賀県民・佐伯翔。だが、家の裏手は危険な崖になっていて、いつ崖崩れで家屋が下敷きになるのも時間の問題だった。ついに佐伯は陳情のため和賀県庁へ乗り込むが、管財課から防災課、林務課とタライ回しにされるばかり。怒りに震える佐伯だが、そこへラン子知事が現れて…。

知事ラン子(4)

「ダイナスリップ」に1200億円を出資したはずが、実際の建設費用は400億円。消えた800億円を奪還すべく、ラン子は小柳局長と寿羅会長に的を絞って罠を張る。ラン子たち3人の体を張った「恐竜ミニスカ大作戦」に、まんまとおびき出されたふたりだったが、罠に気付いた彼らは逆襲に打って出て…。