あらすじ

「もう一度……未承認薬を使いませんか……!?」かつて自分たちの「理想」の医療に挑んだ庄司と宇佐美。二人の医師は今、形式的な告知しか行わない医師と抗がん剤を否定し一切使わない医師になっていた。がん患者にとっての最善とはなんなのか。庄司が行うガン告知を目の当たりにし、斉藤は未承認薬を使うことを提案する。著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!
ブラックジャックによろしく 完全版1

「医者って一体、なんなんだ?」永禄大学附属病院の研修医・斉藤英二郎の月収は3万8千円。医学部卒業から3ヶ月、初めて患者を受け持つことになる。理想とかけ離れた日本の医療の矛盾に苦悩しつつも、懸命に日々を送る!日本医療の現実を描いた衝撃作!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版2

「教授先生、患者が死んで泣いたことがありますか?」循環器内科へと研修を移した斉藤は、不安定狭心症患者 宮村の担当医となる。早急に手術が必要なことを隠すように命じられ、斉藤は苦悩する。そして、斉藤は宮村の手術のために行動を起こす。しかし、それは医局を敵に回すことだった!医療界からも反響を受けた衝撃の医療ドラマ、緊迫の第2巻!!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版3

「NICUってのはよ……人間の領域をふみこえた場所かもしれないぜ…」病院に戻ってきた斉藤を待ち受けていたのは、研修の受け入れ拒否という冷たい現実だった。そんな中、新生児集中治療室(NICU:別名ベビーER)での研修が始まる。わずか900gで生まれた双子の未熟児を担当し、目にしたもの。それは、不妊治療、未熟児医療、障害…医者と両親を追い詰める苦悩と矛盾の日々だった。社会的大反響を巻き起こした衝撃の医療ドラマ第3巻。[開業医の誇り編]、[ベビーER編1]を収録!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版4

「私は例え自分が殺されようとも……絶対に手術承諾書にサインしない」その双子は4年間不妊治療を続けた結果の待望の我が子のはずだった。不妊治療の果てに生まれた我が子が障害児だったと知らされた田辺夫婦。我が子をこのまま死なせてくれと斉藤と高砂に告げる。説得できなければそれも仕方ないとする高砂に斉藤は反発する。親が子の生死を決定するのは許される事なのか?新生児医療の現実に斉藤が吠える!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版5

「どうして医者になったんだ……!?」主婦 辻本良江は受診の結果、膵臓がんが見つかった。斉藤は、小児科を経て、がんを扱う第4外科へ研修の場を移していた。小児科での研修と辻本への対応を通して斉藤が目にしたものは、小児科とがん医療の現実だった。二つの現実を目の当たりにして斉藤は何を思うのか。告知、抗がん剤、転移、再発…がんはあきらめざるを得ない運命なのか。がんを患い、戸惑う人間たちを前に斉藤には何ができるのか?著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版6

「この人は何も知らずに死んでいくんだ…!!」医師・庄司の言葉を信じ、主婦 辻本良江は抗がん剤の激しい副作用に耐えていた。彼女は自分自身の完治の確率も治療の選択肢も、そして医者の言葉の真意も知らない。がん医療のおかれている現実に苦しむ斉藤に庄司は「大人」になるように諭す。そして、庄司は自分と宇佐美と一人の患者の話を語る。なぜ医者は告知を嫌がるのか、告知の先で患者は何を思うのか…著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版7

「もう一度……未承認薬を使いませんか……!?」かつて自分たちの「理想」の医療に挑んだ庄司と宇佐美。二人の医師は今、形式的な告知しか行わない医師と抗がん剤を否定し一切使わない医師になっていた。がん患者にとっての最善とはなんなのか。庄司が行うガン告知を目の当たりにし、斉藤は未承認薬を使うことを提案する。著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版8

「生と向き合うことは……死と向き合うことと同じ事ではありませんか……!?」死とは一体なんですか?死は敗北ですか?死は絶望ですか?死とは不幸で否定されるべきものでしかないのですか?宇佐美の問いかけと斉藤の気持ちの前に、がん患者 辻元は自身の死を通してがんから逃げずに向き合う決心をする。斉藤はその最期を見届け何を思うのか。がん医療編、感動の完結!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版9

「あなたは精神障害者にどんなイメージを持っていますか……?」精神科での研修となった斉藤は、入院患者・門脇の担当医となる。しかし門脇は取材のために精神科に「体験入院」する新聞記者だった。門脇と指導医・伊勢谷には一つの計画があった。「精神病棟」と「統合失調症」について詳細に描いた精神病棟編スタート!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版10

「男は都内の精神病院へ入退院をくり返していました」統合失調症の患者・小沢は院内で出会った女性患者に恋をし、順調に回復を続けていた。その時、児童大量殺人が発生した。小沢、伊勢谷、門脇、そして斉藤…彼らはマスコミの「精神病弾圧報道」に翻弄されていく。精神障害とマスコミ報道の真実!「報道」は誰のためにある?何のためにある?著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版11

「精神障害者を装えば無罪になると思ったんでしょうね…」精神科の病棟にマスコミ報道が波紋を広げていく。指導医 伊勢谷は報道に含まれた嘘に気づき、ある推論を門脇に伝えた。「男が殺人を犯したのは病が原因ではない可能性があります…」詐病疑惑。その可能性を追い、門脇は取材を開始する。しかし精神病弾圧の流れは、一人の記者に止められるものではなかった。そして、斉藤は伊勢谷の計画を知ることとなる。「教えてください……先生は何がしたいんですか……!?」著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版12

「我々は世間に間違ったイメージを与えてしまったんだぞ…!」マスコミ報道によって精神障害者を危険視する流れは加速していた。その最中に小沢は退院の日を迎える。加熱報道、周りの人間との不和…追い詰められていく。そして、悲劇は起きる!大衆が求めるのが報道なのか。大衆の求めるものが精神障害者を陥れるのか。精緻な描写をもって医療の現実と「報道」の実態を抉り出す!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!

ブラックジャックによろしく 完全版13

「この先どこへ行っても自分が変わらなければそれでいい」新聞記者 門脇の精神病に関する連載が始まる。それは入院患者 小沢、精神科医 伊勢谷、研修医 斉藤を軸に広がっていく。彼らは再び歩き出す。自分の信じるものを追って。「僕が全部壊してやる……僕が全部創ってやる……」斉藤は走り続ける!「ブラックジャックによろしく」堂々の完結!著者監修による高画質完全版! デザインを一新し連載当時のカラーページを完全再現!!