あらすじ

「まひろ体験」で第9回講談社漫画賞を受賞した西 尚美先生の贈る 一人の映画女優の物語、終幕! いろんな苦難を乗り越え、清沢美音は女優として独り立ちできるようになった。だが、逆に恋人・相馬 豪は落ちぶれ、美音を振り姿を消してしまう。それからというもの美音は魂が抜けたかのように生気がなくなってしまった。そんな美音を心配したマネージャー・郷田だったが、打つ手なし。そんな時、どさまわりの時代劇一座に豪がいることを知った美音は豪に会いに行く。だが、豪は既に既婚で妻のお腹には赤ちゃんまでいた。自身の恋を封印した美音だったが、なんとか豪に再びスポットライトを浴びて欲しいと思うようになる。そんな時、偶然、豪がとある病にかかっていることを知る。一人の女優としての美音、そして一人の女としての美音。一生残る映画を作るため、美音と豪は再びカメラの前に立つ。それが悲劇だとしても…。一人の女優を巡る大作、いよいよグランドフィナーレ。宝くじを拾ったことから始まる読切ミステリー「そこに幸あれ」も併録。<目次> ・銀の星座【完結】 ・読切「そこに幸あり」 初出:週刊少女フレンド(講談社)1989年5~9号、12号
銀の星座 1巻

「まひろ体験」で第9回講談社漫画賞を受賞した西 尚美先生の贈る 一人の映画女優の物語、開幕! 田舎町でおばに引き取られ暮らしている高1・清沢美音(みお)は、家族から疎外され、閉塞感を感じる毎日を過ごしていた。そこに、カメラ好きの幼馴染・吉田和男が写真雑誌のコンテスト用の写真を撮らせて欲しいと言ってきた。今の生活から脱却したい美音は、それを快諾。ヌード撮影にも挑戦した。その甲斐あって、素晴らしい写真が出来、この写真は入賞を果たす。だが、この件が学校でバレ、美音は退学になってしまう。行き場がない美音は女優になることを決め、単身上京、東京での生活を始めるのだった。果たして何のコネもない16歳の少女は女優になれるのか? 美音の命の賭けた演技人生が始まる…! 初出:週刊少女フレンド(講談社)1988年8~14号

銀の星座 2巻

「まひろ体験」で第9回講談社漫画賞を受賞した西 尚美先生の贈る 一人の映画女優の物語! 単身上京し、女優を目指す清沢美音(16)に初めてチャンスが訪れた。知り合いの助監督・出門秀一が2年も温めていた脚本をインディーズで撮るというのだ。そして、その主役に美音を大抜擢した。相手役には人気急上昇中の若手俳優・相馬 豪が決定。美音は、体当たりで演技をするが、まったくの未経験者にはハードルが高く、なかなかうまくいかない。しかも、美音のことが気に入らないベテラン女優・松浦小夜子まで現れ、プレッシャーをかけてくる。果たして、美音は初主演映画を演じ切ることが出来るのか? 初出:週刊少女フレンド(講談社)1988年15~21号

銀の星座 3巻

「まひろ体験」で第9回講談社漫画賞を受賞した西 尚美先生の贈る 一人の映画女優の物語! 映画会社の創業50周年大作映画に出演が決まった清沢美音だったが、男を利用するやり方が気に入らない大御所女優・鈴森かおりに嫌われ、直前で配役から外されてしまう。どうしても、この大作に出たいと決意した美音は、発表パーティーで直接、鈴森に謝ろうとする。だが、逆に鈴森に赤ワインを白いドレスに掛けられてしまった。その直後、舞台に登壇しなければならない美音。大勢のマスコミがカメラを構えている前で赤いシミのついたドレスで登壇するのか? 大ピンチにマネージャー・郷田は奇策を思いつく。果たして、その作戦とは…!? 初出:週刊少女フレンド(講談社)1988年22~24号、1989年1~4号

銀の星座 4巻

「まひろ体験」で第9回講談社漫画賞を受賞した西 尚美先生の贈る 一人の映画女優の物語、終幕! いろんな苦難を乗り越え、清沢美音は女優として独り立ちできるようになった。だが、逆に恋人・相馬 豪は落ちぶれ、美音を振り姿を消してしまう。それからというもの美音は魂が抜けたかのように生気がなくなってしまった。そんな美音を心配したマネージャー・郷田だったが、打つ手なし。そんな時、どさまわりの時代劇一座に豪がいることを知った美音は豪に会いに行く。だが、豪は既に既婚で妻のお腹には赤ちゃんまでいた。自身の恋を封印した美音だったが、なんとか豪に再びスポットライトを浴びて欲しいと思うようになる。そんな時、偶然、豪がとある病にかかっていることを知る。一人の女優としての美音、そして一人の女としての美音。一生残る映画を作るため、美音と豪は再びカメラの前に立つ。それが悲劇だとしても…。一人の女優を巡る大作、いよいよグランドフィナーレ。宝くじを拾ったことから始まる読切ミステリー「そこに幸あれ」も併録。<目次> ・銀の星座【完結】 ・読切「そこに幸あり」 初出:週刊少女フレンド(講談社)1989年5~9号、12号