あらすじ

一花へのいじめを扇動する生徒・優菜への過激な復讐を画策する光。それは何と、男子生徒達に優菜を襲わせるという非道な計画だった。だが令太郎と担任の望は、それを阻止すべく現場を探して駆け回る。果たして二人は優菜を、そして光をも救うことはできるのか…!?人への憎悪と赦しの間で心が揺れる、激動の第11巻――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』71~77の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)
そんな家族なら捨てちゃえば? 1巻【特典付き】

篠谷令太郎は、妻と娘から無視され、家庭内で一人、暗く狭い部屋での寝食を強いられていた。廊下にはセロハンテープが貼られ、その線を越えることは禁止されている。「ちょっと変なルールがあるだけ」そう思っていた彼に、ある女性が問いかける。「それ DVじゃないですか」家族の再生を目指す男の運命は――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』1~7の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 2巻【特典付き】

家庭内で暗く狭い部屋での寝食を強いられている男・篠谷令太郎。妻・和美によって廊下にセロハンテープが貼られ、令太郎は、その線を越えることができない。両親の不和に心を痛める娘・一花は、周囲を驚かせるある行動に打って出る――。複雑に絡み合う家族関係を描く衝撃作。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』8~14の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 3巻【特典付き】

家庭内で一人暗く狭い部屋で生活する夫・令太郎は、妻・和美から寝室を共にすることを提案される。令太郎に辛くあたってきた和美の心情が、少しずつ明らかになっていき…。そして娘・一花の担任教師である荻野は、少しずつ和美との距離を縮めていく。それぞれの家族を思う気持ちが、より問題を深めていく―――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』15~21の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 4巻【特典付き】

冷え切った関係の夫婦・令太郎と和美は、家族関係を取り戻すために寝室を共にするようになった。一方、娘の一花は自分の殻に閉じこもり不登校を続ける。そんな3人にはそれぞれ救いの手を差し伸べようとする人がいる。同級生、その母親、担任教師…。近づくその手は福音か、それとも悪魔の囁きか――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』22~28の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 5巻【特典付き】

ほんの少しでも互いを想う気持ちを取り戻しかけた、令太郎・和美・一花の3人。 だが、あるトラブルから令太郎が一花に手をあげたことで、家族関係に大きな亀裂が走る。 そしてついには一花が家出をしてしまい、さらには和美の過去のトラウマも見えてきて…。 令太郎が望む、幸せな家庭が再生する日は訪れるのか――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』29~35の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 6巻【特典付き】

家出した娘・一花に、何とか帰ってきて欲しいと願う令太郎。だが、妻・和美は、夫婦だけで暮らすようになって何故か、令太郎に対して優しく接するようになって…。一方、一花の担任教師・荻野は、令太郎に責められて心を病み、そんな彼を救おうとする者が現れるも、その行動には何か裏が…。新たな謎により更なる混迷を極めていく衝撃の第6巻――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』36~42の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 7巻

娘・一花の担任教師である荻野を、精神的に追い詰めた令太郎。だが荻野は、スクールカウンセラー・真木の「マインドコントロール」によって心を救われ、さらには熱血教師へと変貌、暴走し始めて…。一方、妻の和美は、荻野の強引な誘いを断り切れず、ついには彼の自宅へと向かうことになり…。夫婦関係の決定的危機が訪れる、緊迫と背徳の第7巻――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』43~49の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 8巻

一花の担任教師・荻野を惑わせ、和美の前で自殺未遂にまで追い込んだ方法とは…?荻野の後輩であり、その後を託された新米教師の望は、彼を追い詰めたものの正体を、令太郎と共に探り始める…。一方、一花の登校が再開される中、カウンセラーの真木は、次の標的をある生徒に定めて…。新たな波乱を予感させる、不穏と緊張の第8巻――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』50~56の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 9巻

学校へ通うようになった一花と、それを喜ぶ令太郎。だがそんな矢先、担任教師・望から衝撃の電話が…。それは何と一花が光を花瓶で殴ったという連絡だった。一花が学校で起こした暴行事件の真相とは一体…?なぜか皆それぞれの証言が食い違う中、その裏には、とある女生徒の存在が見え隠れしてきて…。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』57~63の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 10巻

一花へのいじめが加速するなか、それを扇動する生徒の正体が次第に明らかとなっていく。一花は光のために自力で問題を解決しようとするが、反対に光は一花を守るため、その首謀者への過激な報復を決意し…。人の善意と悪意が交錯する、混沌の第10巻――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』64~70の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば? 11巻

一花へのいじめを扇動する生徒・優菜への過激な復讐を画策する光。それは何と、男子生徒達に優菜を襲わせるという非道な計画だった。だが令太郎と担任の望は、それを阻止すべく現場を探して駆け回る。果たして二人は優菜を、そして光をも救うことはできるのか…!?人への憎悪と赦しの間で心が揺れる、激動の第11巻――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』71~77の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

そんな家族なら捨てちゃえば?

モラハラ夫ならぬモラハラ妻?から家族再生の話

そんな家族なら捨てちゃえば? 村山渉
六文銭
六文銭

夫婦と娘の3人家族が登場人物。 だけど、その家には廊下にテープが引かれて、夫はここを超えてはいけない。 食事は一緒にしない、挨拶もしない。 ドアの音をたててはいけないし、風呂は良いがトイレはだめというルール。 主人公は、そんな生活を強いられながら生活している。 え、なにこれ? と率直な感情とともに、怒りがわいてきた。 妻と夫両方に。 よくこんな状況になってまで一緒にいられるなと、よく我慢していられるなと。 この状態になったのは、つわりで苦しんんでいたときに夫に言われた言葉が原因だという。(ここはまだ全て出ていない?) 夫の性格上優しすぎるというか、現実を直視できない弱さのせいで、その場シノギで不用意に何か言ってしまったと推測するが、それにしても酷いと思う。 そういう言葉を吐き出させる側にも問題があると自分は思うんですよね。 妻は言葉で伝えて欲しいとかいうけど、 結局自分の価値観や先入観で曲解して、夫(というか、周囲の人間)の言葉なんて歪んで伝わっているのをみるとなおのことそう思います。 そんな夫のところに、謎の未亡人が現れて彼を救おうとするのですが、これはこれで非現実的で(今の御時世で、なんの接点もない他人をこんなに気にかけることあるか?と)正直、胸糞悪かったのですが、2巻の娘のシーン(添付画像)を読んでグッときました。 1巻までは、崩壊した家庭とそこから夫を奪おうとする、いわゆるドロドロ的な話かと思っていましたが、2巻のこの娘のセリフを読んで、 家族とは何か? を伝えてくれる話なのでは?と思うようになり、俄然面白くなってきました。 違う人間だから、完全にわかりあうことは難しいかもしれないけれど、それでも思い合うことはできる。少なくとも赤の他人よりは。 それが家族だと思うんですよね。 娘がキーになって、今後この家庭がどうなっていくのか楽しみです。