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「美」という言葉が嫌い。そんな少女が出会ったのは、何より美しいものを愛する先輩だった。
マッチングアプリで全敗し、心が疲れてしまったサラリーマン 鴨居耕作(35)。ある日、鴨居は気まぐれで古物商『がらくた 伽藍堂』を訪れる。そこにいた美人店主 ヨミ。ミステリアスな雰囲気漂う彼女だが、実はガラクタを無理やり売りつけてくるトンでも貧乏店主だった! ヨミから法外な値段でガラクタをふっかけられる鴨居は、幸せを掴みとれるのか!? 前代未聞のドタバタ×カモられコメディー!
コールデコット賞オナーやアイズナー賞等を受賞したグラフィックノベル『THIS ONE SUMMER』のマリコ タマキ(作)&ジリアン タマキ(絵)が再びタッグを組み、制作された作品。3人の大学生が過ごした5日間のニューヨークの旅を描き、Volume1ではDay1~3の物語を収録する。 2009年3月。高校時代の親友ダニエルとゾーイは、大学1年の春休みにニューヨークで再会することに。ダニエルの大学のクラスメイト、フィオナも一緒にさまざまな観光スポットをめぐる3人。お互いの大学生活、家族や将来のこと、セクシャリティについて対話を重ねるうち、長年の友情がゆらぎ始め——。大都市ニューヨークを舞台に繰り広げられる、繊細でみずみずしいクィア・ロマンス。
持ち前のパワフルさで薄給かつ激務の介護業界を奮闘する介護士「神田はんな」。 彼女は2年前に導入された介護ロボット「アレテー」が気に入らない。 労働時間の制限なし、専門的な介護作業は◎、しまいにはセンサーで人間の感情まで理解する。 そんな万能さが勘に障るのだ。しかしある日、彼女は「アレテー」の秘密を知ってしまいーーー。
他者との関わり合いによって、自分の輪郭を取り戻し世界を広げていくようなストーリーは素晴らしい。その理由が恋であろうとなかろうと、頑なだった心が柔らかく花開いていく姿は美しい。 美人であるせいで好奇の目に晒されて生きてきた主人公・あおいが、風変わりだけどまっすぐで優しい司波先輩と出会い心を通わせていくお話。 美しいものは美しいのだしとやかく言いたくなる気持ちはわかるけど、そこと人間性を結びつけるのは絶対にやってはいけないこと。 司波先輩の「美っていう言葉は人をあざけるために使っていい言葉じゃないだろ」という言葉は金言ですね。 司波先輩との出会いによって、強く優しくより美しく成長していくあおいの姿に勇気づけられる作品です。