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他者との関わり合いによって、自分の輪郭を取り戻し世界を広げていくようなストーリーは素晴らしい。その理由が恋であろうとなかろうと、頑なだった心が柔らかく花開いていく姿は美しい。
美人であるせいで好奇の目に晒されて生きてきた主人公・あおいが、風変わりだけどまっすぐで優しい司波先輩と出会い心を通わせていくお話。
美しいものは美しいのだしとやかく言いたくなる気持ちはわかるけど、そこと人間性を結びつけるのは絶対にやってはいけないこと。
司波先輩の「美っていう言葉は人をあざけるために使っていい言葉じゃないだろ」という言葉は金言ですね。
司波先輩との出会いによって、強く優しくより美しく成長していくあおいの姿に勇気づけられる作品です。
「美」という言葉が嫌い。そんな少女が出会ったのは、何より美しいものを愛する先輩だった。