あらすじ酒と美食を極めた独自の世界で多くの固定ファンを持つ漫画家・ラズウェル細木の最新作品集。弊社刊『つりコミック』で好評連載中の単行本化。 鰓・鰭・鱗・肝の刊に続き、最終刊は腸の巻!! 150種類の魚を骨の髄まで食べに食べ尽くした最終刊。美味しい一冊です。
酒のほそ道の主人公・宗達もなかなかの曲者だけど、こちらの主人公とくらべたらだいぶ人格者。 文句と蘊蓄ばっかりで、ひとこと多くて、ケチで詰めが甘くて……それが等身大のめんどくさいオッサンという感じで癖になります。 ラズウェル先生の知識とめんどくさいオッサンの組み合わせがいいシナジーを生んでいる気がします。ラズウェル先生はめんどくさいけどスマートで紳士なオッサンだと信じてます。そうであってほしい。 庶民的なお魚から高級魚、名前すら知らないお魚もたくさんあって勉強になります。 ちょっとイラッとしながらもしっかり学べるからついつい読んじゃうんだなあ。 そして酒のほそ道を読み返すと宗達のことが好きになれます。宗達は明るくていいヤツです。 あと難読漢字フェチとしては、お魚の漢字をたくさん覚えられるのが嬉しいです。