あらすじ

突然の奇襲で窮地に陥った柴田勝家(しばた・かついえ)を救おうと、男の一義を貫いて上杉謙信(うえすぎ・けんしん)軍を蹴散らした前田利家(まえだ・としいえ)。その後、明智光秀(あけち・みつひで)に騙され叛乱を起こした荒木村重(あらき・むらしげ)の一族を、女子供かまわず全て虐殺していく織田信長(おだ・のぶなが)の所業を見た利家は、信長が天下人にふさわしいのかと疑問を持ち始め……!?最後まで義を貫く利家の姿に熱くなる完結巻。
前田利家(1)
戦国の世に男の一義を貫いた「槍の又左」の異名を持つ前田利家(まえだ・としいえ)の生涯を、史実に基づいた独特の構成力で描きだした戦国ロマン。のちに前田利家となる少年・犬千代(いぬちよ)は、容姿端麗にして頭脳明晰な子供であったが、喧嘩好きな“かぶき者”に育つ。ある日、犬千代は道中で出会ったかぶき者を叩きのめすが、そのかぶき者こそ自分が仕えることになる織田信長(おだ・のぶなが)だった……。
前田利家(2)
織田信長の妹・お市の方(おいちのかた)の美しさに見惚れる柴田勝家(しばた・かついえ)と羽柴秀吉(はしば・ひでよし)、そして前田利家(まえだ・としいえ)。しかし彼らは、その6年後にお市の方が嫁いだ相手である浅井長政(あさい・ながまさ)と戦うことになる。横山城を攻めた後に敗走したと見せかける利家の発案を実践した織田軍は、姉川の合戦で浅井・朝倉連合軍を撃破して……!?
前田利家(3)
突然の奇襲で窮地に陥った柴田勝家(しばた・かついえ)を救おうと、男の一義を貫いて上杉謙信(うえすぎ・けんしん)軍を蹴散らした前田利家(まえだ・としいえ)。その後、明智光秀(あけち・みつひで)に騙され叛乱を起こした荒木村重(あらき・むらしげ)の一族を、女子供かまわず全て虐殺していく織田信長(おだ・のぶなが)の所業を見た利家は、信長が天下人にふさわしいのかと疑問を持ち始め……!?最後まで義を貫く利家の姿に熱くなる完結巻。
マジンサーガ

マジンサーガ

著者自身の代表作『マジンガーZ』を新たな視点から再構築した『マジンサーガ』がついに電子書籍で登場!! 精神力で自在に形状を変えることができる超精神物質“Z”。この物質を用いて生み出された“神の鎧・マジンガーZ”。父から託された研究成果である“マジンガーZ”を装着した兜甲児は、その力をコントロールしようとするのだが……。
天空之狗

天空之狗

“神”として“妖怪”として親しまれてきた“天狗”に独自の解釈を加え、イマジネーションあふれる作品世界に昇華させた『天空之狗』がいよいよ登場。天空社は表向きオカルト月刊誌「ミスト」を発行する出版社だが、本来は“天狗”としての使命を果たすためのメンバーが集った超能力者集団“天空之狗”だった。太古の昔より人間の精神に取り憑き、人間を食い物にしてきた闇の魔物・禍霊(まがつひ)の封印が解かれつつあることを知った“天空之狗”は、この世界を守るため“この世の外”との戦いに挑む。
THE BIRD

THE BIRD

永井豪が生み出したもう一つのバイオレンスアクション。中空を考え込みながら舞う翼の生えた人の姿があった。人間の世界に憧れを抱き、ホームを脱走、仲間から追われる身となったデビット・バード。彼の目に映る人間社会とは……? 追う者と追われる者の壮絶な戦いが始まる。
ミストストーリー

ミストストーリー

著者入魂の連作短編集。霧の中では現実が歪み、この世とあの世の境界が現れる。「ミストストーリー」(「霧」の中の物語)、そこにはもう一つの“現実”がある。面や人形に興味を持っている少女・ミコ。友人から冗談っぽく自分の顔が「お面」っぽいと言われ、両手で顔を持つ。──「面」、自殺した丸石の代わりの雪だるまを作っていた白田は、丸石をいじめていた黒条のグループから目をつけられる。翌日、黒条のグループだった徳森と幸原が殺される事件が起きる。──「雪」など7編を収録。
神話大戦

神話大戦

古代インドの長編叙事詩『ラーマーヤナ』を大胆にアレンジし、日本人にも馴染みやすいSFの世界観で展開した『神話大戦 ラーマーヤナ編』がいよいよ登場!! ラーマ王子と美しい妃シータ、勇者ハマヌーンの物語が、永井豪の芳醇なイマジネーションをもとにいま鮮やかに蘇る。突如、ランカ島(現スリランカ)の人々を魔神ラーヴァナが襲う。神にも悪魔にも殺されることがないラーヴァナに邪悪な波動を感じたインドラ神は、インドラの必殺の武器ヴァジラを手に立ち向かうのだが……。「アジアの人々のほとんどが『ラーマーヤナ』の物語を知っているのに、アジアの一員である日本人がほとんど知らないのはかなしい。マンガで描こうと思った」(『神話大戦』解説 永井豪より)