ジャンゴ領で暴れるドラゴンを討伐した領主リゼ。その名声は自領に留まらず、国中に轟き渡って国王にまで届き、遂に謁見命令が下される。だが、成長したベイバロン領をお披露目したいと、リゼは不敬にも国王を領地に呼びつけてしまう! 一方、内心で“反逆者”を待ち望んでいた国王は、リゼの行為を宣戦布告と解釈し、狂喜していた。捨て駒として息子のヨハンを派遣するが…… 「リゼお兄様のために、ボクが国王を倒す!!!」 ベイバロン領の民がヨハンや貴族たちに対して施した“再教育”が効果覿面すぎたようで――!? 浅慮すぎる領主が紡ぐ偽りの英雄譚、第五幕!