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高級ブランドに身を包んでロールスロイスを乗り回し、ケンカをしたら敵なしの強さを誇る二宮雷人（にのみや・らいと）。高利貸し極楽商会の社長である雷人だが、ゴージャスな装いは営業用。会長の「お母やん」から受け取る給料は、手取りわずかに16万円。家はわびしいおんぼろアパート…。それでも、高利貸し業を続けるのは母の資産800億円が目当てなのか!?そんな雷人が借金の取り立てに訪れたのは、自転車操業にあえぐ犬飼運送なのだが、一緒に金策を考えなくてはならなくなり…。
大手の丸住商社に勤める篠田の妻文子は、夫に内緒で街金融から2800万円の借金を抱えてひとり悩む。借金の理由は、夫の会社のパーティへ出るための洋服代や英会話のレッスン費用等にあてたもの。当初は少額の借金だったが、悪徳金融につかまってしまい借金は雪だるま式に増えてしまったのだ。そんな文子に、高利貸し二宮雷人（にのみや・らいと）は借金の回収に訪れるのだが、文子の美しさに、雷人は取り立てが甘くなる。やがて、文子につきまとう悪徳金融がラメリーローンだと知った雷人は驚く。不仲の弟が社長である会社なのだ。どう手を打つ雷人!?
岡山清造は、小学生の娘美沙が友達から仲間はずれにされて、学校を休みがちになっているのは、自分がヤクザであるからだと気づかされる。可愛いわが子のために、ヤクザから足を洗うと決心する清造だが、そのためには1000万円を組に支払わなければならない。清造は必死に金を集めるが、どうしてもあと300万円が足りない。そして、高利貸しの二宮雷人（にのみや・らいと）に借金を申し込み、雷人は清造が真面目に働くことを前提に貸すのだが…。
高利貸し極楽商会の社長である二宮雷人（にのみや・らいと）に、高校時代の同級生である渡辺から借金の800万円が支払えないと電話が入る。渡辺が言うには、5000万円の生命保険に加入してあるから、雷人への借金はその保険金から受け取って欲しいとのこと。あわてた雷人は渡辺を訪ねるが会社には出社しておらず、自宅を訪れても不在…。行方不明になった渡辺を追う雷人。やがて、渡辺がリサという謎の女性と接触していたことを知り…。
高利貸し極楽商会の社長である二宮雷人（にのみや・らいと）は、同業のラメリーローンが好況であることに焦りを覚える。ラメリーローンの社長は、異父の弟晴夫だからだ。極楽商会の会長である、雷人の「お母やん」は見るに見かねて、助っ人として優秀な営業マン用賀金蔵を入社させる。用賀はまだ若いにもかかわらず、次々と貸付先を見つけ出しては会社の業績に貢献する。そんな折、用賀の前に極楽商会の情報漏えいと引き換えに毎月50万円を支払うという男たちが現れ、その話を受けてしまうのだが…。
社長であるにもかかわらず、平社員よりも薄給である二宮雷人（にのみや・らいと）。高利貸し極楽商会の会長でもある雷人の「お母やん」が、実力を認めないからだ。そんな折、有能社員の用賀金蔵から、会わせたい人がいるからと、高級マンションの自宅に誘われる。そこに、佐久間雅美という女性が現れ、用賀は彼女と結婚するつもりだと雷人に伝える。身の上話をする佐久間は、兄が手形詐欺にあってしまい、極楽商会で手形を割り引けないか、と雷人に相談するのだが…。
高利貸し極楽商会の用賀金蔵は、恋人の佐久間雅美から兄の手形を極楽商会で割り引いて欲しいと頼まれる。恋人の望みを叶えようと、用賀は社長の二宮雷人（にのみや・らいと）に土下座をして懇願し、雷人はついに折れることに。手形を割り引いたものの、心底安心できない雷人は、手形を振り出した会社を訪れて、衝撃的な事実を知ることとなる。それは、手形用紙を手に入れるだけの目的で新会社を設立する、詐欺集団がそこにいたからだ！感動のクライマックスに向かって、堂々の完結。
