14の夏。好きな人のキスシーンを見た。相手は彼女でもなんでもない人。彼にとってキスはたいしたことないこと。誰とでもできるならあたしにもして。キスもペッティングもセックスも全部――――!!
あたしたちにはセックスしかなかった。会社の先輩の桐島さんは紳士的なのにサディスチック。周囲のその本性を決して気取らせない。ブラインドを下ろした時にあたしの前だけ見せつける、獣の野性(カオ)―――!!
「お前の肌は白くて可愛がりがいがあるな」彼がセックスで染める私はどんな色になるんだろう。熱いくらいに感じる。体の奥から焼かれるみたい。焼きつくされて何も考えられない―――…!!