あらすじ

パーミッション、コントロール、デッキ破壊。対戦相手に嫌われるデッキ構成で勝ち進むまなか。2回戦以降も、王子やらロマンさんやら、クセのある強敵とどう戦うのか。そして瑛太との恋の行方は!?
Wizard’s Soul 1 ~恋の聖戦(ジハード)~

カードが強ければ、モテる!!進学も有利!!なんならお金も稼げちゃう!!そんな世界――。父親が作った賭けカードの借金を返すため、中学生のまなかはTCGの大会で優勝賞金を狙いにいく。

Wizard’s Soul 2 ~恋の聖戦(ジハード)~

パーミッション、コントロール、デッキ破壊。対戦相手に嫌われるデッキ構成で勝ち進むまなか。2回戦以降も、王子やらロマンさんやら、クセのある強敵とどう戦うのか。そして瑛太との恋の行方は!?

Wizard’s Soul 3 ~恋の聖戦(ジハード)~

これから対戦するのは強い人ばかり。得意のパーミッションやコントロールがどこまで通用するのか。細心の戦術を駆使して疲弊していくなか、思いを寄せる瑛太くんの応援を受け、まなかは厳しい戦いを続けてゆく。

Wizard’s Soul 4 ~恋の聖戦(ジハード)~

仕方なく出場した大会だったけど、ブレないプレイスタイルで勝ち続けたまなか。対戦を通して友達もできたし、瑛太くんとの仲も少しはもとに戻ったような……。あとは、準決勝と決勝に勝つのみです。

Wizard’s Soul

嫌われても、泣いても、私は勝つ。

Wizard’s Soul 秋★枝
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

父の借金返済の為、世界的カードゲームの大会に出る一ノ瀬まなか。母譲りの「不快な」戦い方で、恋も友情も捨てる覚悟で戦いに臨む、まだ中学生のまなかは、戦いの果てに何を見出すのか……。 母の命を繋ぐ為に必死でゲームに強くなった幼少期、そして今は家族を守る為……。中学生のまなかが背負う荷物は、重すぎる。 それに耐えるように、試合中のまなかはいつでも無表情。それが彼女の試合の、異様な緊張感の演出になっていて、息苦しい。 まなかの戦術は「パーミッション」と呼ばれる、相手の行動を阻害するもの。それだけでもいやらしいのに、彼女はプレイに神経戦を持ち込み、相手を陥れる。これがハマる瞬間の、相手が「何も出来ずに呆然と見送る」絶望感が気持ち良い。 楽しくプレイするプレイヤーには嫌われる覚悟のまなかだったが、意外とプレイヤー達は、猛者であればあるほど、まなかを放ってはおかない。そして戦いの合間に、思いがけず人に好かれ、ガードが緩み感涙するまなかに、こちらも涙を誘われる。 このゲーム自体が嫌いだ、と思っているまなかは、次々と出会う猛者達の、様々な「好き」の形を見ることで、抑圧していた自分の心と少しずつ向かい合う。 この作品、例えば何らかの競技者で「自分は才能はあるが、競技への愛情が不足している」と悩んでいる人に届いて欲しい。まなかの心の確かめ方から、新たな気付きを得られるかもしれない。