あらすじ

将来も恋愛も、全部が“未定”。残りわずかな高校生活は、噛むとがりっと音がする。――市村(いちむら)みかこ、17歳。席替えで隣に座った緑川(みどりかわ)はいまどき赤えんぴつを使う変な奴。最初は何とも思ってなかったみかこだが、たまたま二人とも同じバンドが好きだったことから、二人の関係は少しずつ変わり始める…。新鋭がオールカラーで紡ぐ人生17年目・女子高生みかこの日々。
みかこさん 1巻
将来も恋愛も、全部が“未定”。残りわずかな高校生活は、噛むとがりっと音がする。――市村(いちむら)みかこ、17歳。席替えで隣に座った緑川(みどりかわ)はいまどき赤えんぴつを使う変な奴。最初は何とも思ってなかったみかこだが、たまたま二人とも同じバンドが好きだったことから、二人の関係は少しずつ変わり始める…。新鋭がオールカラーで紡ぐ人生17年目・女子高生みかこの日々。
みかこさん 2巻
ゆっくりと伝わる、「17歳」の温度――。自分の進路を決めきれないみかこ。一方、絵の道に進むことは決めている緑川(みどりかわ)。まだ“恋”という気持ちを緑川は知らないが、みかこには好意を寄せる男子も現れ……。オールカラーの瑞々しい色彩と、鮮やかな言葉で紡がれる「17歳」という季節の破片(かけら)たち。描き下ろし漫画「ナオコサン」も収録。
みかこさん(3)
初めて付き合ったのは「好きだった人」でしたか?――カトーくんと付き合いはじめたみかこ。美大予備校の講師・詩絵(しえ)さんに憧れる緑川(みどりかわ)。でも、この二人の微妙な距離は、周囲にもなんとなく伝わってしまう。そしてみかこの心をはっきりつかむため、カトーくんは教室で、思い切った行動に──。きっと誰しも覚えのある「17歳」という季節の断片が、オールカラーで紡がれていく。
みかこさん(4)
高校生の恋なんて、甘くて苦くて飲み込めない。――みかこ、緑川(みどりかわ)、カトーくん、ナオ。4人の青春が、もつれて絡まって。カトーくんと順調に恋を育むみかこ。そして緑川もナオと付き合い始める。しかし、ナオが緑川の描いたみかこの絵を見たことから、穏やかに終わるはずだった高校生活は、徐々にその色を変えていって……。オールカラー。大好評の描き下ろし漫画も収録!
みかこさん(5)
それぞれが通う予備校が近くにあったことで、公園でランチを一緒に食べたみかこと緑川。それを偶然ナオが見てしまったことにより、緑川とナオは少し気まずくなってしまう。一方、自分の気持ちがわからなくなったみかこは、カトーくんに「距離をおきたい」と告げる。受験が迫る高校生活最後の冬、4人の青春が、それぞれに熱を帯びる。
みかこさん(6)
高校3年生。無限の可能性を信じられるほど、子供じゃない。――カトーくんとの関係は宙ぶらりんのまま、自分の夢すらわからないみかこ。一方緑川(みどりかわ)は、自分にとっての“特別”が誰なのか、ついに自覚する。残りわずかな高校生活、どんなに願っても“このまま”ではいられない!
みかこさん(7)
周囲が夢に向かって進もうとする中、進路すら定められないみかこ。そんな彼女の心に、緑川の強い言葉が突き刺さる――。高校卒業まであと少し。モラトリアムなままではいられない。今日マチ子最長連載作品、遂に完結。――『みかこさん』に取り組んでいた5年間は、自分にとって最後の思春期だったと思います。今日マチ子
すずめの学校

すずめの学校

すずめとめだかは同じ中学受験塾に通う小学3年生。すずめは見た目もおうちも普通の小学生。一方、めだかは可愛くて家がお金持ちな私立の小学生。共通点のない2人だが意気投合して仲良くなり、互いを通して性別や家族、既存の価値観にとらわれない本当の自分を探し始める――。一方、塾で頑張る子供たちに伴走する母親たちにも様々な思いがあり!?勇気を出して一歩ずつ進む、小学生たちの小さな自分探しの物語。★単行本カバー下画像収録★
夜の大人、朝の子ども

夜の大人、朝の子ども

大人でいることにひと息つきたくなったら読んでほしい。愛しい思い出がくれたのは、未来の希望でした。朝の純真さを忘れ、切ない夜に自分を閉じ込めていた女性の成長を描く感動作。今日マチ子さんの漫画「夜の大人、朝の子ども」の1ページ目は、土曜日の家族連れは大きな花束みたいだ から始まります。離婚して、息子の親権を夫に渡し、ひとり暮らしをするゆいにとって、休日に見かける家族の姿はとてもまぶしく見えるからです。うっすらとした不安や焦りを抱える彼女にとって、「無邪気でいられた子どもに戻りたい」という願いは浮かんでは消えますが、夜見る夢の中で叶います。引っ越してから音信不通だった親友、寂しいときに大切な1冊を教えてくれた図書館司書の先生、意地悪をされてもどこか嫌いになれなかったクラスメイト……。あたたかい子ども時代に、大人になって感じた傷を癒されて過ごしていくうちに、また夢の中で願うのです。「はやく大人になりたい」と。子どもの頃の思い出が、大人のわたしに勇気と自由をくれる全12話の漫画です。
ぼくのおひめさま 親指姫 白雪姫

ぼくのおひめさま 親指姫 白雪姫

新たな視点で語られていく、美しくて残酷なお姫様たち。童話「親指姫」と「白雪姫」をベースに、今日マチ子が文章とイラストを担当。小鳥や魚たちの証言を元に語られていく「親指姫」と、後妻である妃の目線で語られる「白雪姫」。今日マチ子とやくしまるえつこによって、広く知られてきた童話が、新しい物語として生まれ変わりました。※本電子書籍はCD付き書籍として発売したものの書籍部分のみを電子化したものです。CDおよび音声データは付属しておりませんのでご注意ください。白雪は王子にいいました。「あそこにいるのがわたしのおかあさまよ」 呆然とするわたくしの前に 真っ赤に焼けた鉄の靴がはこばれてきました。 「おかあさま、わたしたちのために踊りをおどってくださいな」 白雪がいうと、音楽がはじまりました。 (「白雪姫」より) 電子書籍・アプリ2021.02.22 発売予定電子書籍 『ぼくのおひめさま 親指姫 白雪姫』 電子書籍1,400円+税 ネット書店で購入する 新たな視点で語られていく、美しくて残酷なお姫様たち。童話「親指姫」と「白雪姫」をベースに、今日マチ子が文章とイラストを担当。 小鳥や魚たちの証言を元に語られていく「親指姫」と、後妻である妃の目線で語られる「白雪姫」。 今日マチ子とやくしまるえつこによって、広く知られてきた童話が、新しい物語として生まれ変わりました。 本電子書籍はCD付き書籍として発売したものの書籍部分のみを電子化したものです。CDおよび音声データは付属しておりませんのでご注意ください。※本電子書籍はCD付き書籍として発売したものの書籍部分のみを電子化したものです。CDおよび音声データは付属しておりませんのでご注意ください。
試し読み
ぼくのおひめさま 人魚姫 灰かぶり

ぼくのおひめさま 人魚姫 灰かぶり

誰も見たことのない新しいお姫様たち。グリム童話、アンデルセン童話をベースに、今日マチ子が文章とイラストを担当。作品ごとに、フルーツや文房具などの斬新なモチーフで、誰も見たことのない新しい「おひめさま」を描いていきます。※本電子書籍はCD付き書籍として発売したものの書籍部分のみを電子化したものです。CDおよび音声データは付属しておりませんのでご注意ください。著者:今日マチ子著者プロフィール:漫画家。東京都出身。思春期の心の機微を捉えた、叙情的な作風が高く評価される。漫画誌、装丁、広告など、漫画家の枠を飛び越えて、様々なジャンルで活躍中。代表作は『センネン画報』(太田出版)、『みかこさん』(講談社)、『COCOON』(秋田書店)など、著作多数。「今日マチ子のセンネン画報」http://juicyfruit.exblog.jp/。
試し読み
メゾン・ド・ねこ

メゾン・ド・ねこ

かわいい、ほほえましい、奥が深い……ねこ漫画とイラストの「集合住宅」。描いた人は有永イネ、大川ぶくぶ、今日マチ子、黒田硫黄、コンノトヒロ、櫻井エネルギー、桜井のりお、左藤真通&市丸いろは、真造圭吾、高浜寛、竹内佐千子、たむらあやこ、土塚理弘、中川いさみ、ひぐちにちほ、深谷かほる、藤沢カミヤ、松本救助、やまだないと、横山キムチ、はらだ(イラスト)。『夜廻り猫』単行本未収録のカラーイラスト掲載。
かみまち

かみまち

【ページ数が多いビッグボリューム版!】名門学校に通う高校1年生のウカは、母親の束縛に耐えられず、ある日、家を飛び出してしまう。「ママのことは嫌いになりたくない。でも、ママの顔をみたくない」。ウカは街で知り合った大学生カゲロウの家に泊まり、もう一人の家出少女・ナギサと出会う。ナギサから、今夜泊めてくれる人を探す「神待ち」のやり方を教えられ、家出を続けるウカ。そして「神の家」に辿り着く。
もものききかじり

もものききかじり

もも、26歳。夢、半ば。週3で派遣の事務をしながら、小さな劇団で女優をしているもも。職場の同僚には演劇をやっていることは秘密。なぜなら一番大切なものだから。そして失うのが怖いから。美しい友人、活力ある劇団主宰、迷いのない看板女優の中でからっぽな毎日を生きるももの不安と焦り。このまま変わらずにいていいのだろうか--。夢にむかって進もうとする26歳の女の子の心情が風景と結びつき、著者ならではの美しい色使いに魅せられる、オールページフルカラー!ウェブ「花椿」の人気連載、待望の書籍化!
ときめきさがし

ときめきさがし

人生の「一回休み」何しよう!?24時間働くことが大好きなOL遠藤さん。気がついたら病院で、おなかには縫った痕。仕事を休んだ1年間、ちゃんと考えた自分の人生。働くこと、生きること。今日マチ子が描く、働く女子の仕事と自分探しの物語。
センネン画報 +10 years

センネン画報 +10 years

『センネン画報』(単行本版)発売から祝10年を記念して、オールカラー増補改訂版が発売。 ●糸井重里さんから10周年コメント 今日マチ子さんは、最初からうまかったんだよ。ちょっと反則じゃないかというくらいで。絵もだけれど、描こうとしている雰囲気もね。――糸井重里 ●森見登美彦さんから10周年コメント 10周年、おめでとうございます。ちゃくちゃくと世界を広げてこられましたね。10年前のワタクシに『センネン画報』は強烈でした。カーテン! ニベア! 女の子! 文房具! 冬の朝! 鮮烈なるデビューに立ち会うことができたことを光栄に思っております。一足先に「10周年」を通過した人間として言えるのは「ほどよく怠けましょう」ぐらいです。それでこそ次の10年を乗り越えられるのです! おたがいに長く続けていきましょう。――森見登美彦 ●辻村深月さんから10周年コメント 今日マチ子さんの作品を初めて見たとき、衝撃を受けました。初めて見たのにものすごく懐かしい。自分がこの景色を知っている、と心の深いところに触れられたように思ったのですが、今、時が経って振り返ると、それは実はとても図々しい感覚だったのかもしれないと思います。今日さんの描く風景は、学校も青春も、私の中にある思い出以上に思い出。見る人の記憶を、実際以上に鮮やかに塗りかえてしまうような、恐ろしい魅力を感じます。表現者として、畏怖を込めつつ、大好きで、敬愛しています。10周年、おめでとうございます!――辻村深月
ニンフ

ニンフ

この子が生まれたら私の世界は変わる ■瓦礫の中、ひとり空を見上げる少女の身体に小さな命が宿る。今日マチ子が描く、震災のあとを生きるということ。■震災で父をなくし、母の行方も分からず、瓦礫の山となった街で生きる少女・ユキ。大きなお屋敷の主人にひきとられ、実子の百合子と共に娘のように可愛がられるが、やがてユキの妊娠が発覚し――。