あらすじ

骨董屋を営むレナのもとに集まる様々な品々。その品に込められた思いが「キルレアン測定器」で測れるようになった近未来。そこは震災によって崩壊した東京。人々は暮らす事を大切にしつつも、込められた思いを映す品々は、レナの店の奥でそっと出番を待っている。悪しき思いを帯びた悪霊付の品にはマイナスを表示する「キルレアン測定器」は、骨董の世界を変貌させた。だが目利きたちの仕事は変わらない。モノに込められた人の思い。モノを大切にする人の想い。描かれていくのは、ヒトとモノの美しくも悲しい世界。
虚数霊 1巻

骨董屋を営むレナのもとに集まる様々な品々。その品に込められた思いが「キルレアン測定器」で測れるようになった近未来。そこは震災によって崩壊した東京。人々は暮らす事を大切にしつつも、込められた思いを映す品々は、レナの店の奥でそっと出番を待っている。悪しき思いを帯びた悪霊付の品にはマイナスを表示する「キルレアン測定器」は、骨董の世界を変貌させた。だが目利きたちの仕事は変わらない。モノに込められた人の思い。モノを大切にする人の想い。描かれていくのは、ヒトとモノの美しくも悲しい世界。

虚数霊 2巻

ある日知人の遺したレコードを聞いたレナは、唐突な自死衝動に駆られる。そのレコードには人を死に至らしめる虚数霊が憑いている。そう読んだレナとサトルはレコードの正体と出自を探しに出る。だがサトルにはどうもレナの行動が不穏に映る……。レコードに込められた想いの真実とは。そしてレナの悲しき過去とは…。大好評ペダンティックSF第2弾!

虚数霊 3巻

大震災で崩壊した架空の未来・東京。そこで、モノにこめられた人の思いを測ることができる装置と、AI内蔵のくうたんとともに骨董屋を営む女性、レナ。ふとしたことで一緒に暮らすことになった少年サトルと共に、モノを愛する人々と交流する。ことあるごとにレナの前に立ちはだかる人の悪意を信奉する黒衣の女。その正体がついに判明する。人とモノと心を描くSF巨編、ついに完結!