週刊パーゴルフ誌上で大人気を誇った、巨匠・弘兼憲史、完全監修の漫画連載『黄昏ゴルフ倶楽部』が待望のコミックス化。名作『黄昏流星群』の魅力をそのままに、ゴルフ場で交わる人々の人生を描く――。妻を亡くした55歳の会社経営者、藤原隆一。大手広告代理店時代に因縁のある男とラウンドをすることになった。恩讐のゴルフの果てにあるものは――。ツアープロと大学ゴルフ部員の戦いを描く『夢のあとさき』と、レッスンプロとツアープロの狭間で揺れる若者の姿を描く『私に教えないで』と感動の最終章『つわものどもの夢』の3編を収録!
弘兼憲史の完全監修と銘打ってますが、それは本当なのかと疑いたくなるような物足りなさがありました。これを読むなら黄昏流星群や島耕作を読んだ方がよっぽど面白いと思います。ただし連載先がゴルフ雑誌だということを考慮すればこれもありかもしれません。毎週楽しみに読まれている方もいらっしゃるはずです。個人的には女性の話よりも、主人公の喜寿を迎えた元上司が当時のライバルと人生最後のゴルフで賭けをする話の方が好きでした。