幕末・明治を生き抜き、日本を近代国家に導いた資本主義の父・渋沢栄一。その知られざる、若かりし姿が描かれる。現在のみずほ銀行、三井住友銀行、JR東日本、キリンビール、サッポロビール、東京証券取引所、日本赤十字、日本郵船、川崎重工、清水建設、東京ガス、帝国ホテル、そして日本銀行、これらの礎となる481社もの企業を設立し、近代日本を築いた偉人! 令和新時代の今だからこそ知っておくべき日本No.1重要人物。農民から伝説の男へ。最強成り上がり歴史伝、開幕!
今から160年ほど前にこの国に起きた未曾有の危機。欧州列強に不平等条約を結ばされ、江戸人口のおよそ7人に1人が死んだといわれる疫病・コロリが大流行。経済は傾き、人々は倒れる。そんな憂国にあって“ある農民”が立ち上がった。男は、長州志士や水戸浪士たちと繋がり攘夷運動に身を投じ奔走する!! その男とは後に、「資本主義の父」と言われる渋沢栄一であった…。
1863年、英国公使館焼き討ち、下関事件、そして奇兵隊設立。尊王攘夷が高まる季節、それはまた新撰組など治安維持組織が躍進する時期でもあった。そんな緊迫した年“ある農民”が仲間とともに武装蜂起を始める。それは、この国の未来を案じわずか69人での命賭けの行動である。その男とは、後に「資本主義の父」と言われる渋沢栄一であった……。
武装蜂起を諦め京に潜伏する渋沢栄一は「新撰組」に命を狙われる。身の危険が迫り、窮地に陥る中、栄一がくだした決断とは…! そして、後に“新旧1万円札”となる福澤諭吉との出会い。さらには、江戸幕府最後の将軍となるあの男との奇跡の邂逅!! 栄一の運命は……!?
疫病、インフレ、政争、内戦…危機に瀕した日本を、列強は今にも喰い尽くそうとしていた。そんな折、芸術の国・フランスにある一行が辿り着く。それは幕末日本からやってきた渋沢栄一たちだった。日本の未来のために今、渋沢の戦いが始まる。そして最後の将軍、慶喜との約束。知られざる幕末が火蓋をきる!
260年もの江戸時代が終わりを告げ、明治時代が幕を開けた。旧幕臣・渋沢栄一は単身、明治政府へと足を踏み入れる。そこは醜悪なる伏魔殿。大久保利通、西郷隆盛、権力を握る薩摩閥。日本の未来のために戦え。激動の明治新政府編、開幕!
2024年新1万円札の顔!渋沢栄一物語、堂々完結! 最終章! 渋沢栄一実業家編、開幕!戦争と日本。経済と未来。「近代日本の父」と呼ばれる、そのゆえんをお見せしましょう!
これ、かなり驚きました。埼玉県民として県の誇る偉人の渋沢栄一について、知っているつもりでいましたが、業績ばかりに目が行って、その青年時代を思ったことは無かった。 明治政府で大蔵官僚として活躍した後、実業家として数多の企業や大学を設立し、日本の産業の基礎を作った渋沢栄一。その人がまさか、攘夷の志士であったとは! 豪農の息子であった栄一は、その賢さと真っ直ぐな心故に、倒幕の運動に身を投じる……と言うとやはり、実業家としての栄一像とズレがありそうに思えますが、彼を動かした幾つかの「言葉」を見ると、高い理想と優しさで「戦う」栄一を貫くビジョンが見えて来ます。 作者は阿佐田哲也や西本聖を描いてきた〈いぶし銀の名手〉星野泰視先生。熱い筆致で幕末の動乱と渋沢栄一の旅立ちを、ぐいぐい読ませます。次の大河ドラマや一万円札等、話題急上昇中の渋沢栄一を、今だから読んでおきたい!
これ、かなり驚きました。埼玉県民として県の誇る偉人の渋沢栄一について、知っているつもりでいましたが、業績ばかりに目が行って、その青年時代を思ったことは無かった。 明治政府で大蔵官僚として活躍した後、実業家として数多の企業や大学を設立し、日本の産業の基礎を作った渋沢栄一。その人がまさか、攘夷の志士であったとは! 豪農の息子であった栄一は、その賢さと真っ直ぐな心故に、倒幕の運動に身を投じる……と言うとやはり、実業家としての栄一像とズレがありそうに思えますが、彼を動かした幾つかの「言葉」を見ると、高い理想と優しさで「戦う」栄一を貫くビジョンが見えて来ます。 作者は阿佐田哲也や西本聖を描いてきた〈いぶし銀の名手〉星野泰視先生。熱い筆致で幕末の動乱と渋沢栄一の旅立ちを、ぐいぐい読ませます。次の大河ドラマや一万円札等、話題急上昇中の渋沢栄一を、今だから読んでおきたい!