あらすじピンク産業から兵器生産まで、金になると判断したものは何の躊躇も無く実行していく銭貫。その金に対する執念は凄まじく、それ故に関都銀行頭取・伊集院との暗闘もエスカレートしていった。銭貫のこの執念の源とは何なのか?終戦直後の昭和20年8月、焼け野原に立った若き日の銭貫――。まだ“怪物”ではない、人間・銭貫のある体験が語られる。