あらすじ

大牙が探偵として向き合った最初の事件、樹が海に執着するようになったきっかけ、高校生だった朝日と沙矢の出会い……どうして皆が必死に戦ったのか、その想いの根源が明らかになる。そして全ての過去が明らかになった後で描かれる、海と大牙のこれからとは?
ラストアンコール 1巻

彼に頼めば、自分を殺した人間を殺してくれる。死者たちの間では、そんな死神の噂が流れていた。浮気していた恋人に殺された三谷智子は、その噂を信じて死神を訪ねる。しかしその死神は決して「正義の味方」ではなかった。しかも彼女の死因には大きな嘘があって……。徐々に明らかになる死者の憎しみ、悲しみ、そして真実。その先に、救いはあるのか?

ラストアンコール 2巻

死者の依頼を受けて、恨んでいる人間を殺す死神の海。海の手伝いをする探偵の大牙は、人間を殺すことに罪悪感を抱いていた。しかも彼は「とある契約」によって海の仕事を止めることを禁止されており……。誰も殺さない方法を探し始めるが、それは大牙の更なる苦しみの始まりでしかなかった!? 2人目の死神も登場して、波乱が始まる第2巻。

ラストアンコール 3巻

突然現れた女性に刺された死神の海。それは、とある目的を持つ死神・樹の計画だった。この事件がキッカケで、徐々に明らかになっていく海の過去。海の変化によって、人殺しに協力した罪深さを自覚して苦しむ大牙。「あの人を殺してほしい」という死者たちの願いの裏で、海たちの物語が大きく動き出す。

ラストアンコール 4巻

死神の海は、かつて人間だった。その過去を調べ始めた大牙は、生前の海に朝日という弟がいることを突き止めるが…? 以前ナイフで海を刺した少女・夢乃の過去、すべてを知っていたもう一人の死神・樹の策略など、隠されていた真実と狂気が明らかになっていく! すべてが海を苦しめるために動き出す…!!

ラストアンコール 5巻

担任の先生に殺されてしまった女の子、しかし先生に恋をしていた彼女は、死んだ後も彼に執着し続けていて…。女の子の心と先生の命を救う為、大牙は初めて残酷な選択をすることになる…。朝日が海を殺した経緯も明らかになる第5巻!

ラストアンコール 6巻

死神の海は、かつて自分を殺した弟・朝日と再会する。戸惑う海に対して、朝日は何かを弄ぶように「俺に殺された時、どう思った?」と嬉しそうな表情を見せる…! そんな場面を見て海を心配する大牙。しかし朝日の意外な提案をきっかけに、海の心はさらに混乱していき…。多くの人間を死に導いてきた兄弟は、最悪な結末を迎える。

ラストアンコール 7巻

弟の朝日を殺し、失踪してしまった死神の海。海を信じていた探偵の大牙は、一人で彼を待ち続けていた。しかし大牙の元に現れたのは敵対していたはずの死神・樹と、ストーカーを殺してほしいと願う少年の幽霊だった。……樹がもたらす海の情報とは? そして大牙は、再び人を殺す手伝いをしてしまうのか? 物語は第二部に入り、新しい心の闇を描き始める。

ラストアンコール 8巻

失踪した死神・海は、晴彦という青年の作ったリストに従って人を殺し続けていた。そのリストは子供を殺したり、虐待したりしていた親を集めたものだった。しかし自分の行為に悩み始める海。晴彦はそんな海に対して、最後の目的を告げる。その一方、海を連れ戻そうとする大牙と樹はようやくその居場所を突き止めようとしていた。

ラストアンコール 9巻

再び死者を救うために動き出した死神の海、そして探偵の大牙。次の依頼者は、幼馴染に殺された理由が分からないという女性・千晶。海は以前のように人を殺さないと決心するが、女性同士の友情に隠された秘密や、彼女たちの些細な言動がその決意を覆す!?様々な困難を乗り越えてきた海と大牙、2人が出す答えは?

ラストアンコール 10巻

大牙が探偵として向き合った最初の事件、樹が海に執着するようになったきっかけ、高校生だった朝日と沙矢の出会い……どうして皆が必死に戦ったのか、その想いの根源が明らかになる。そして全ての過去が明らかになった後で描かれる、海と大牙のこれからとは?