あらすじ

「………」「…おい においを嗅ぐんじゃない!」 18歳まで性的接触禁止!? 超エリート男子・葛城慶一郎との恋は障害だらけ!! 慶一郎が住む葛城家第2邸のメイドになったユーリ。これでイチャイチャな夏休みが待ってる!…と思いきや、そう簡単にコトが運ぶわけもなく…!?
はやくしたいふたり 1巻

「ほっぺ! ほっぺにチュッってするだけだから!!」「性的な接触は葛城家のしきたり交際編第7条第3項に違反する我慢しろ」 主人公・ユーリが付き合うことになったのは、祖父・父ともに元内閣総理大臣という超絶エリート家系の男子・葛城慶一郎。しかも、葛城家には、男子は18歳になるまで女子と一切の性的接触をしてはならぬ「しきたり」があって!?

はやくしたいふたり 2巻

「これは接触じゃなくてえーと…不慮の事故!」(あててんのよ) ユーリが付き合うことになった超エリート男子、葛城慶一郎の家には「18歳まで性的接触禁止」の鉄のしきたりが。登下校は多数のSPと一緒! 送迎車にも多数の監視カメラ!! …普通の恋愛すらままならない2人。しかもそこへ、葛城家から遣わされたイケメン隠密が2人の間に割って入り!?

はやくしたいふたり 3巻

「ちょっと近すぎない~~…?」「距離に関するしきたりは存在しない わざとだ」「!?」 18歳まで性的接触禁止! スマホでの会話は1日1時間!! 休日デートはわずか15分!!! …超エリート男子・慶一郎と付き合うことになったユーリは、普通の恋もままならない日々に振り回されっぱなし。突然始まった初のお泊まりイベントも、当然、一筋縄では行かず…なぜか「添い寝」展開に!?

はやくしたいふたり 4巻

「………」「…おい においを嗅ぐんじゃない!」 18歳まで性的接触禁止!? 超エリート男子・葛城慶一郎との恋は障害だらけ!! 慶一郎が住む葛城家第2邸のメイドになったユーリ。これでイチャイチャな夏休みが待ってる!…と思いきや、そう簡単にコトが運ぶわけもなく…!?

はやくしたいふたり 5巻

「あ…薬指なら9号です」「………」 付き合って初めてのビッグイベント! もうすぐユーリの誕生日がやってくる。慶一郎からの誕プレは、まさかの2泊3日京都旅行!! 「性的接触禁止」のしきたり遵守&1日1時間のスマホ通話以外の連絡手段は「交換ノート」な2人。慶一郎からのこのサプライズは、一体どうなる!?

はやくしたいふたり 6巻

「(小さくて華奢で体温が高くて甘い匂いがして意外と…)重いな」「あ゛――~~!?」 「ラブラブ修学旅行」へやっと出発できた2人。でも、勢いあまったユーリが慶一郎のおでこにチューしちゃったもんだから一気に厳重警戒モードに!? そこへ現れた慶一郎の兄・正太郎。警告しにやってきたのかと思いきや、何やら様子が変で!? 修学旅行編完結&初社交パーティー編も収録!

はやくしたいふたり 7巻

「…あれ 今さわってるけど…」「…しきたりは?」 12月25日は慶一郎の誕生日。イチャラブホットでサイコーゴージャスな誕生会をすべく毎日バイトに励むのだけど慶一郎から「俺の誕生日なんて祝わなくていいぞ」なんて言われて…!? 誕生日&Xmasのカップル最高イベントなのに暗雲しか立ち込めてない…!?

はやくしたいふたり 8巻

「これ…夢じゃないよね!?」「……」 ついにキスしてしまったユーリと慶一郎は、「しきたり破り」の罪でラスボス・慶一郎の祖父が待つ葛城家第1邸へ強制連行! 親族会議で慶一郎は裁かれることに。一方、座敷牢に入れられたユーリは、もちろん秒で脱獄して会議に乱入! 「好き」の暴走は誰にも止められない!?

はやくしたいふたり 9巻

「完!」 ラスボスである慶一郎の祖父とついに相対するユーリと慶一郎。「この娘と別れるか葛城家から出ていくかどちらを選択する?」 いよいよ追い詰められたユーリと慶一郎だが、慶一郎の起死回生の策は、なぜかユーリを誤爆!? 2人の運命は!? 最後まで目が離せない最終巻!

はやくしたいふたり

令和のソーシャルディスタンスラブコメ? #1巻応援

はやくしたいふたり 日下あき
sogor25
sogor25

高校2年のJK・長谷川結理は、近くの男子校に通う同学年の男子・葛城慶一郎に告白し、付き合うことになる。その告白の流れで慶一郎にキスをしようとする結理だったが、なぜか慶一郎から拒絶されてしまう。「完全にキスの流れだったじゃん」という結理に対して慶一郎は、告白にOKはしたが「性的な接触については同意していない」という謎の回答をする。 実は慶一郎は祖父・父ともに元内閣総理大臣と言うエリートで、さらに"葛城家のしきたり"として「十八歳まで異性との性的接触を禁止されている」という厳格な家庭に育った人間だった。結理と同い年である慶一郎が18歳になるまではあと1年半。つまりそれまでの間、結理が慶一郎に気安く触れることは許されないらしい。 それからというもの、結理が不意打ちで彼に触れようとしたらまるで痴漢を撃退するかのごとく関節を決められたり、2人でいるときも実は葛城家のSPに監視されているということが判明したりと、なかなか恋人として(物理的に) 距離を近づけることができない。 そんな、恋人同士のイチャイチャに夢を持っていた結理と、何よりも自身の家柄としきたりを重んじる慶一郎との交際を描いた作品。 あらすじを見ると、アプローチを仕掛けて行く結理に対して慶一郎があしらっていくという形のラブコメのように見えるのだが、実際にはそれだけではない作品。というのも、導入部分からは読み取れないのが、読み進めていくと結理が慶一郎のことを好きな以上に慶一郎が結理のことを大好きで、彼自身も結理に近づきたい、触れたいという感情を我慢しながら彼女に接しているということが分かってくる。 そんな彼が、基本的には葛城家のしきたりを第一に行動し結理との距離を保とうとするが、ある時には正攻法で、ある時にはしきたりの隙を突いて結理の期待に応えようとしてくれる、そのギャップが可愛らしい。 ただ、そんな慶一郎の行動が若干的外れだったり、そもそも結理の期待しているようなイチャイチャとはかけ離れていたりして、なかなか結理自身が満足する交際はできない、その様子もラブコメとして楽しい作品。 1巻まで読了