あらすじずっとひとり暮らしをしていた姑と突然同居することになった真由子。江戸っ子で歯に衣着せぬタイプの姑の言動に、ただひたすらおろおろする日々を送っていた。そんなある日、息子の森吾の腕にキズがあることを発見する。問い質しても転んだだけだと言いはるが、何か隠している? 姑は喧嘩だと断言するし…うちの子に限って…。そして保護者会で事件が起こる!? 伊藤ゆみ先生がお贈りするハートフルで粋な名作短編!!
気の弱い嫁の姑が最後の辰巳芸者で江戸っ子魂溢れるババアの話。「本物の『粋』ってのは損得抜きで意地を通すこと」という言葉は、ちょっと無償の愛に通じるものを感じてグッと来た。 孫がめっちゃいい子なのでクソガキとモンペに負けないでほしい。