あらすじ

豹の毛皮をまるごと着込んで自慢する女とすれちがった奥さんは、家に帰ってダンナに毛皮を新調してくれとせがむ。その後、ダンナはなんとか倒したイノシシの毛皮を奥さんに着せるが、センスがないと馬鹿にされる。そして奥さんからトラの毛皮を要求されたダンナだったが、逆にトラに追いかけられるハメに。そんな時、通りすがりの男に手伝ってもらってマンモスを倒したダンナは、なぜか鼻の部分の毛皮を持ち帰り……!?
ギャートルズ 1巻

お腹が減ったらマンモスの肉!ムラムラしたら近くの女をお持ち帰り!地平線がどこまでも続く大平原で暮らす原始人たちの愉快でおおらかな日常を描いた園山俊二のナンセンスギャグコメディ。雲の上でバクチをしていた神様達は、退屈紛れで地球に生物を創りあげる。そしてバクチの合間、神様達が地球を見るたびに、生物は恐竜から四つんばいの猿人へ、ついには二足歩行の人間へと進化していくのだが……!?

ギャートルズ 2巻

豹の毛皮をまるごと着込んで自慢する女とすれちがった奥さんは、家に帰ってダンナに毛皮を新調してくれとせがむ。その後、ダンナはなんとか倒したイノシシの毛皮を奥さんに着せるが、センスがないと馬鹿にされる。そして奥さんからトラの毛皮を要求されたダンナだったが、逆にトラに追いかけられるハメに。そんな時、通りすがりの男に手伝ってもらってマンモスを倒したダンナは、なぜか鼻の部分の毛皮を持ち帰り……!?

ギャートルズ 3巻

舞台は現代、家では妻によそのダンナと比べられて皮肉を言われ、会社に行けば部長に怒鳴られ、部下にはなじられ、なんだか空しい日々を送る中年男性。そんなある日、書斎でタイムマシンを作っていた中年男性の元に、いきなり原始人のオヤジがやってきて、ペットの犬を食べ、男性の妻を犯してから原始時代へ帰っていく。そして原始人のオヤジに夢中になった妻は、彼を追いかけてタイムマシンで原始時代へ行くのだが……!?

ギャートルズ 4巻

動物達もオスがメスを奪い合う季節、歩いていた女性へ求愛した原始人の青年は、いきなり殴ってきたオヤジに女性を奪われてしまい、悔しさのあまり、真ん中に大きな穴があいた巨大な岩のオブジェを作り出して自分の気持ちを表現する。そのオブジェを見て感動した女性は、エッチしたがるオヤジを捨てて青年と付き合うことに。そして残されたオヤジも、巨大な岩に自分の気持ちを……!?

ギャートルズ 5巻

フラフラになって倒れた原始人のオヤジを心配して駆け寄った奥さんは、オヤジが額で肉が焼けるほど熱を出しているのに気がつく。そこで相談した男から、こうなったら手に負えないので当人に死神と戦わせる方法しかないとアドバイスされた奥さんは、眠っているオヤジを武装させるのだが…!?

ギャートルズ 6巻

ウサギを追いかけていた原始人のオヤジは、途中でイノシシに目標を変えて石斧を投げつける。その時、大量のイノシシを引き連れた男から「人のものに手を出すな」と叱られたオヤジは、このイノシシたちは家畜といって、いろいろと役に立っているのだと教えられる。そしてオヤジは、眠っているライオン家族を家畜にしようとするが……!?

ギャートルズ 7巻

奇妙なお面をかぶった男のおまじないで、ガイコツのくっついた杖が倒れた方向へ向かった原始人のオヤジは、マンモスの群れに遭遇して無事に獲物をゲットする。そこで今度は、女がいるところを教えてほしいと頼んだオヤジだったが、杖の倒れた方向には女房がいて慌てて引き返す。そして女房じゃない女のところをお願いしたオヤジだったが……!?

ギャートルズ 8巻

岩の配置にこだわりながら酒をのむ男は、岩にかじりついた原始人のオヤジを殴りつける。その後、オヤジの口に岩のカケラが入っているのに気づいた男は、オヤジの頬を叩くが、カケラはオヤジの口から子供の口へ、さらにタヌキの口から幼児の口へとリレーのようにつながり、最後には奥さんの口へ入る。そこで男は、奥さんとチューしながらエッチしてカケラを取り戻すが、結局奥さんへプレゼントする。そのカケラの正体は……!?

ギャートルズ 9巻

落ちていたカビだらけの肉を食べた原始人のオヤジは、その肉にわいていたウジまで食べて猛烈に腹が痛くなる。そこで奥さんは、子供にお助けバアさんを呼んでこさせるが、オヤジは手のつけられないほど苦悶していた。そんなオヤジの様子に「たやすいことだ」と言ってのけたお助けバアさんは、いきなりオヤジの頭を石斧で殴りつけて大きなタンコブを……!?ドタバタな原始生活が見納めとなる完結巻。