あらすじ

琉花たちが連れ去られた先はヨーロッパ随一の名門皇家、ハプスブルク家だった。フランス王太子との歴史的婚姻を控えた皇女、マリー・アントワネットの顔の傷を消すように命じられた琉花は科学に長けた第二皇女、マリア・アンナの助けを得るうちに深い友情を築く。しかし、マリア・アンナの聡明さはあまりにも危険で……?化粧という科学で18世紀の貴族社会を切り開く。〈化粧〉×〈歴史〉のタイムスリップ浪漫、第4巻。
ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~ 1

琉花は化粧品の開発部に勤めるアラサー女子。恋愛には奥手ながらも仕事では成功を収め、周囲にも認められつつあった。そんなとき、海外ブランドとの大きな事業契約の話が持ち上がる。仕事を認められた興奮とともに訪れたフランスの地で、琉花は奇妙な場所に迷い込んでしまった。行きついたその扉の向こうはなんと18世紀、ブルボン王朝時代のフランス――!恋と美の華やかなりし18世紀パリで、琉花が出会ったのは自称天才髪結い師、レオナール・オーティエ。美の革命期にあった当時のフランスで、琉花はその知力と技術を用いて奮闘する!激動の世をどう生き抜くか!? 理系女子のタイムスリップ浪漫!!

ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~ 2

大手化粧品会社の開発部で着実にキャリアを築いていた琉花は出張先のフランスで18世紀、パリにタイムスリップしてしまった。偶然、フランス一の髪結い師を名乗る男、レオナールにルカ自身が開発した化粧品の性能とルカ自身の技術を買われ、なんとか衣食住を確保するが、その代わりにレオナールの目指す目標に協力することになる。評判が上がり次々と依頼が舞い込むふたりだったが、とある依頼人が不審な死を遂げ…?知力と技術で貴族社会をのしあがる、アラサー女子のタイムスリップ浪漫、第2巻!

ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~ 3

琉花たちの技術は国をも動かす危険なものとして国内外の実力者の間で囁かれ始めていた。そんなある日、琉花とレオナールは突然何者かに国外に連れ去られてしまう。呼び寄せられた先はヨーロッパにおいて強大な権力を保持するハプスブルグ家の領内だった。21世紀の技術と知識でも到底太刀打ちできない依頼を前に困惑する琉花。しかし、その家ではもうひとつ、歴史をも揺るがす重大なトラブルを抱えていて――?治せなければ、歴史が変わる――?歴史×化粧の本格派タイムスリップ浪漫、第3巻!!

ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~ 4

琉花たちが連れ去られた先はヨーロッパ随一の名門皇家、ハプスブルク家だった。フランス王太子との歴史的婚姻を控えた皇女、マリー・アントワネットの顔の傷を消すように命じられた琉花は科学に長けた第二皇女、マリア・アンナの助けを得るうちに深い友情を築く。しかし、マリア・アンナの聡明さはあまりにも危険で……?化粧という科学で18世紀の貴族社会を切り開く。〈化粧〉×〈歴史〉のタイムスリップ浪漫、第4巻。

ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~ 5

ハプスブルク家皇女マリア・アンナの手引きによって未来へ帰る手がかりを得た琉花。その道はブルボン王朝・ルイ15世の居城であるヴェルサイユ宮殿の中にあるという。しかし、ヴェルサイユに入るにはルイ15世が欲する「不老不死の薬」が必要で――?18世紀において、人類最高の叡智が集まるというヴェルサイユ宮殿。しかしそこには未来への扉とともにブルボン王朝最大の機密が隠されていた。「鉄仮面」とは何を指すのか…。すべてを見届けた琉花の決断は――!?〈化粧〉×〈歴史〉のタイムスリップ浪漫、堂々完結!