あらすじ戦後のサーカス団を舞台にした、古屋兎丸作品史上最も美しい天才少年の栄光と挫折。花形空中ブランコ乗りとして脚光を浴びていた龍之介だが、身体に生じ始めた違和感と追い上げてくるライバルの存在によって、少しずつ歯車が狂い始める。魅力的なキャラクターと息つく暇もない展開で話題の青春群像物語、待望の第2巻!
主人公と物語の舞台となるサーカス団の顔見世的な第1話だった。サーカスのメンバーは15歳〜22歳とみな若く、中でも「稲妻飛行少年」の異名をとる主人公・龍之介は、難度SSの技を全く失敗しない団の花形。 自分を「現人神だと思え」とのたまい恐怖政治を敷く団長の下、龍之介を妬んでる団員がいたり、親子が居たり…。 これから古屋兎丸先生お得意の、若者たちの愛憎入り交じる青春劇が繰り広げられていきそう。