あらすじ

信じる気持ちが奇跡を起こす第3巻!不安を感じると、人や空間を真っ暗にしてしまう“夜”を呼ぶ少女・ミラ。その病を治すため、担当医レイと森の奥にふたりで暮らしている。ある日、ミラの好きな絵本作家が、街の本屋でサイン会を行うことに!作品から受けた感動を言葉で伝えたいミラは、レイとともに街に出る練習を始めるが、不安で家の外へ1歩も出ることができないでいた。そんな彼女の努力を影で見つめていたのは、郵便屋の少年・カプリ。彼は何とか手助けできないかと考えた結果、ある行動に出るが……。頑張るミラとそれを見守るカプリ。ふたりの想いが重なったとき、奇跡が起こる!
夜の名前を呼んで 1

不安が募ると夜を呼んでしまう少女とその担当医・レイ。魔法と幸せがいっぱい詰まったふたり暮らし。「あなたが夜を呼ぶのは“光”を思い出すため」。不安が募ると辺りを暗闇に染めてしまう病気を持つ少女・ミラ。その病を治すため、心優しき医者・レイとともに森の奥で暮らしている。空から降ってくる星をジャムにしたり、自信をつけるために早起きを頑張ったり、小さな日常をひとつずつ大切にすることで、ミラはかつての自分を徐々に取り戻していく。しかしある日、夜の病気に興味を持ったレイの友人がふたりの元に現れ、ミラを不安にさせる……!すぐには治らない病、その壁に立ち向かっていく患者と医者のヒーリング・ストーリー。心の温度が直に伝わってくる人物の表情や、呼吸をしているかのように瑞々しく描かれた植物たち。確かな表現力を持つ三星たまの、初の単行本。読切&ショート・ショート8本を収録した、『星の子どもたち 三星たま短編集』も同時発売!

夜の名前を呼んで 2

新たな出会いがミラの世界を鮮やかに彩る第2巻!不安を感じると、人や空間を真っ暗にしてしまう“夜”を呼ぶ少女・ミラ。その病を治すため、担当医レイと森の奥にふたりで暮らしている。病のせいでレイ以外の他人と話ができないミラのもとに、ヤギのぬいぐるみの姿をした客人がやってきた!可愛い見た目にミラの緊張も徐々に解けていき、その客人が話す「ほしうたのいし」の話に夢中になっていく。星のかけらと石が一体化してできた「ほしうたのいし」の魅力とは? さらにその客人にも隠された秘密があって……。他にもミラのお仕事体験「魔法薬のせかい」、ミラが初めて勇気を振り絞った「風邪の日。」や、自分を傷つけることしか知らなかったミラと、彼女を救おうとするレイの出会いを描いた過去編も収録!

夜の名前を呼んで 3

信じる気持ちが奇跡を起こす第3巻!不安を感じると、人や空間を真っ暗にしてしまう“夜”を呼ぶ少女・ミラ。その病を治すため、担当医レイと森の奥にふたりで暮らしている。ある日、ミラの好きな絵本作家が、街の本屋でサイン会を行うことに!作品から受けた感動を言葉で伝えたいミラは、レイとともに街に出る練習を始めるが、不安で家の外へ1歩も出ることができないでいた。そんな彼女の努力を影で見つめていたのは、郵便屋の少年・カプリ。彼は何とか手助けできないかと考えた結果、ある行動に出るが……。頑張るミラとそれを見守るカプリ。ふたりの想いが重なったとき、奇跡が起こる!

夜の名前を呼んで 4

勇気をもって、想いを伝えることの大切さを描いた第4巻!不安を感じると、人や空間を真っ暗にしてしまう“夜”を呼ぶ少女・ミラ。その病を治すため、担当医レイと森の奥にふたりで暮らしている。ある日、レイの診療所にやってきたのは、太陽の光で火傷をしてしまう病のアルデ。ミラは生まれて初めて、病の苦しみをわかちあえる相手に出会った。仲良くなりたい想いが芽生えるが、ミラの病を知らないアルデは、彼女にひどい言葉を放ってしまい――。同じ境遇のふたり、本音で向き合うことで生まれる友情!

夜の名前を呼んで 5

「自信は不安に効く薬になる」不安を感じると、周囲を“夜”にしてしまう病の少女・ミラ。その病を治すため、森の奥で担当医レイとふたりで暮らしている。友人や大人たちに支えられながら、徐々に行動範囲が広がっていったミラ。ついに勇気を出して、大好きな作家の新作を「ひとり」で街に買いに行くことに。レイから地図をもらい、いざ出発するも、道中はトラブルだらけで……。不安な時はいつだって、頑張ってきた過去の自分たちが励ましてくれる。「私には、私がついてる」ミラの勇気と成長を描いたヒーリング・ファンタジー、堂々完結!