あらすじ

時は江戸時代。盗みを生業とする赤目一味の頭目・辰五郎の死に際に立ち会った弁蔵と宗次。辰五郎はふたりの手を取り「一味のこと、まかせた」とだけ言い残し、息を引き取った。しかし、ふたり以外に証人のいないこの遺言、結局跡目に据えられたのは頭目の弟分・甚三郎だった。姐さんによるこの采配に納得いかないふたりは、一味を去ることに。どこまでも向こう見ずな男・弁蔵と、冷たい眼差しの中に何かを秘めている宗次。あての無い旅ふたり旅、でっかいことをなしとげに出立したはいいが、行く先々で騒動が…!?『さらい屋五葉』のオノ・ナツメが描く、新感覚江戸活劇!
ふたがしら 1巻

時は江戸時代。盗みを生業とする赤目一味の頭目・辰五郎の死に際に立ち会った弁蔵と宗次。辰五郎はふたりの手を取り「一味のこと、まかせた」とだけ言い残し、息を引き取った。しかし、ふたり以外に証人のいないこの遺言、結局跡目に据えられたのは頭目の弟分・甚三郎だった。姐さんによるこの采配に納得いかないふたりは、一味を去ることに。どこまでも向こう見ずな男・弁蔵と、冷たい眼差しの中に何かを秘めている宗次。あての無い旅ふたり旅、でっかいことをなしとげに出立したはいいが、行く先々で騒動が…!?『さらい屋五葉』のオノ・ナツメが描く、新感覚江戸活劇!

ふたがしら 2巻

赤目一味のもとを去り、でっけえことを成すために、まずは大坂を目指す弁蔵と宗次。しかしその道中、瀕死の役人に遭遇する。役人から「何か」を託されたふたりは、迷わず踵を返して江戸を目指すことに。ところが、戸塚で酒を呑んだ弁蔵が豹変。その様子に宗次はあきれ果て、結局ふたりは別々に旅を続けるが…?時代劇ファンも納得のケレン味溢れる江戸活劇、第2集!

ふたがしら(3)

大坂の夜坂一味に合流した弁蔵と宗次。しかし、まずはその力量を試されることに。不案内な大坂の町をさまよい、なんとかその腕を見せようとするふたりだったが、そこにはとんでもない罠が…?粋な男ふたり組、その魅力がたっぷり詰まった第3集!

ふたがしら(4)

芳の勝手な行動がきっかけとなり、ばらばらになってしまった夜坂の一味。そんな彼らを一人一人説得した弁蔵と宗次は、皆とともにあらためて夜坂の頭目につとめをやるよう働きかける。その願いがかなって大仕事を果たすこととなった彼らに、頭が放った一言とは…?それを聞いた弁蔵と宗次の決断とは…?大坂編のクライマックスとなる最新第四集!

ふたがしら(5)

大坂を離れて東へ戻ってきた弁蔵と宗次。頼りになる仲間を得たふたりは、満を持して自分たちの一味である「壱師」を立ち上げた。その初仕事は上々、勢いに乗る弁蔵だが、宗次の顔はなぜか晴れない。そんな中、かつての古巣・赤目一味が怪しい動きを始め…? 芸能界などにも多くのファンを持つ新感覚江戸活劇、待望の第五集刊行!

ふたがしら(6)

すれ違いを重ねる弁蔵と宗次。しかし、それを見かねた芳の取り計らいにより、ふたりはともに目指すべきものを再確認した。その矢先、叶屋の策略にはまった芳が窮地に。芳のもとへ急ぎ駆けつけた弁蔵と宗次が見た、信じがたい光景とは…。ここがふたりの分かれ道となるのか…… オノ・ナツメによる江戸活劇、第六集!

ふたがしら(7)

多くの手下を従え、誰もが一目置く悪党一味となった、弁蔵と宗次の「ふたがしら」率いる壱師。しかし、ふたりの思いの方向はわずかなズレを見せはじめていた。そんな中、手下の一人で錠前外しを得意とする仙吉は、惚れた女と添い遂げるため、一味からの足抜けを望んでいた。やがてその望みが、思わぬ事態を引き起こすことに…。峠を目指して共に歩んできた弁蔵と宗次。その、長い長い旅路の終着点…… 最終巻。