あらすじボートの学校を舞台に若者を本気で叱る映画を作る――青木たちの映画の輪郭が決まり、監督も決定。製作が本格的に始動した。しかし今度は脚本内容についてスポンサーからクレームが……。山田麻美(やまだ・あさみ)の卒業が近づくなか、映画製作は果たして間に合うのか――。フィギュアスケート選手、作家、ボートレーサー……夢を諦めた後も人生はつづく。『ドラゴン桜』『エンゼルバンク』の三田紀房が、全ての社会人に贈る人生指南書最終章!!
親のコネだけで広告会社に入社した主人公が、フィギュアスケーターの万年二位の女の子を競艇選手にデビューさせて、社会を動かしていく話。 全体としては面白かったが、三田先生特有の気の強い女キャラの噛ませ化によって最初は存在感のあった上司がどんどん影が薄くなっていく点や、裏切り者の伏線を未回収のまま、終わるなど、気になるところがちょこちょことあった。 主人公の成長譚という側面ではとても楽しめた。