あらすじ

「青マントの男」――人を殺し、バラバラにして持ち去る怪人。それを見たものは次の犠牲者になってしまうという――を目撃してしまい慌てる高校二年の日下部栞奈は、偏屈でいつも不機嫌そうな中禅寺先生を頼る。事件を調べていく中で、栞奈が「青マントの男」を目撃した場所で拾った財布の中身が偽札であることが判明し、事件はますます深い闇を見せていくのであった――。しかめっ面講師とおてんば女子高生のコンビが挑む学園青春怪異譚、第2弾!!
中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 1巻

学園×怪異×ミステリー  新制高校二年に進級した日下部栞奈は国語の新任講師・中禅寺秋彦と出会う。 中禅寺先生はいつも不機嫌な顔で本を読んでいた。 教師と生徒のコンビが、次々と起こる奇々怪々な事件たち ――図書室の幽霊、青い紙 赤い紙、青マント――に立ち向かっていく!  昭和初期を舞台におくる学園青春怪異奇譚! 単行本第1巻!! ※電子版コミックス1巻にはマガジンエッジ2020年7月号に掲載された『特別編 もし、皆が先生だったら?』も収録。

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 2巻

「青マントの男」――人を殺し、バラバラにして持ち去る怪人。それを見たものは次の犠牲者になってしまうという――を目撃してしまい慌てる高校二年の日下部栞奈は、偏屈でいつも不機嫌そうな中禅寺先生を頼る。事件を調べていく中で、栞奈が「青マントの男」を目撃した場所で拾った財布の中身が偽札であることが判明し、事件はますます深い闇を見せていくのであった――。しかめっ面講師とおてんば女子高生のコンビが挑む学園青春怪異譚、第2弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 3巻

「ドッペルゲンガー」―― 自身のドッペルゲンガーを見た者は近い将来に死ぬ。日下部栞奈の友人・佐伯花代は自分、そして母と妹のドッペルゲンガーまでをも目撃してしまった。怯える友人を心配し、中禅寺先生に助けを求めた栞奈だが先生は「自分の力で解決しなさい」とつれない態度。栞奈は友人を助けることができるのか――? 更には母娘にわたり“神隠し”が起きる怪異にも遭遇し…。不機嫌講師とはねっかえり女子高生コンビがおくる学園青春怪異奇譚、第3弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 4巻

妖怪の詰まった葛籠を背負った兵隊服の男が街を徘徊している。そんな噂が栞奈の通う学校で流れる中、中禅寺先生は榎木津礼二郎の兄・総一郎から呼び出され相談事を持ちかけられる。その内容は、総一郎が経営する店のバーテン・緒形という人物について調べてほしいというものだった。控えめでまじめな性格の緒形が、総一郎の新しい商売――米国人に日本の焼き物を売る仲介業――に、ある日、強引に介入してきたことに総一郎は違和感を覚え、中禅寺に捜査を依頼したのだった。後日、栞奈は夜道で“葛籠を背負った兵隊服の男”に遭遇してしまう。中禅寺先生に相談したところ何か思い至る節があったのか、中禅寺は知人である警察官の木場の元を訪れ「近いうちに、凶悪事件が起こる可能性がある」と言い放ったのだった――。『百鬼夜行シリーズ』の人物たちも続々登場し、ますます盛り上がる学園怪異奇譚コミックス第4弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 5巻

旧校舎倉庫の掃除中、見た者を不幸にするという“死神の楽譜”を見つけてしまった日下部栞奈。不吉な“死神の楽譜”の登場に不穏な空気が流れるがそれを見て一番驚愕していたのは音楽教師の杉本奈津絵先生だった。どこかで“死神の楽譜”と似たものを見たことがあると思う栞奈だったが、その場所は中禅寺先生がよく引き籠っている図書準備室であった。後日、杉本先生のもとに新たな“死神の楽譜”が届いていることを知ってしまった栞奈。更にはその日の夜に杉本先生と一緒に暴漢に襲われてしまう! “死神の楽譜”の呪いは本物なのか…? 悩む栞奈はたまらず中禅寺先生のもとへと相談に行ったのだったが――。心霊探偵としての栞奈の活躍もついにお目見え!? 青春×ミステリ×怪異コミックス第5弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 6巻

「一段落したら――君には説教だ。」 【幽霊屋敷】の噂が学校で静かに広まっていた。かつて学者が住んでいた林の中の屋敷――学者が急死し、空き家になっていた――にとある夫婦が引っ越してきたのだ。仕事で旦那が家を空け、妻だけがいる時に限って、白い人影が現れるという。連日、幽霊を目撃している妻は憔悴しているという。学校で心霊探偵として有名になってしまった栞奈は友人たちからこの事件の解決を期待され、ついつい中禅寺先生に相談することもなく現場へと赴いてしまうのだが―――。教師と女生徒の凸凹コンビがおくる、青春×ミステリ×怪異コミックス第6弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 7巻

「あなたが抱えている秘密について――お聞かせ願いたい。」 “火を以て世の穢れを浄める我ら浄火党なり”【浄火党】を名乗り、赤い頭巾と外套をまとった人物たちによる 現金焼却事件が近頃世間では横行していた。そんなある日、警察官・木場修太郎のもとへ 事件を予言するかのような電話が突然かかってきた。木場は、偶然その場に居合わせた日下部栞奈とともに事件が起こると予言された場所に向かう。するとそこで赤頭巾の人物が金を奪って逃げるところに遭遇してしまった。すぐさま赤頭巾を追いかけた木場だったが、犯人はすでに姿をくらました後で、現場に残っていたのは燃やされた金と“浄火党”による犯行声明の書き付けだけだった――。戦後すぐの日本を舞台におくるミステリ×怪異×青春コミック第7弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 8巻

「今回は事件の解決というより、後始末になるかもしれないな――」 ――婚約者が消えてしまった―― 狐につままれたような顔で設楽幸作は語った。半年ほど前に婚約をした女性からの連絡が突如途絶えてしまったのだという。心配になった幸作は彼女の家を訪ねるも「我が家に娘などいない」と追い返されてしまう。混乱する設楽、しかし手元には彼女からの手紙がしっかりと残っている。忽然と姿を消した婚約者は果たして本当に存在していたのか――? 途方にくれた幸作は、中禅寺先生に婚約者の捜索を依頼したのだったが……。ミステリ×怪異×青春コミックス第8弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 9巻

「来てやったぞ!! 僕が榎木津礼次郎だっ!!」 学校で霊能探偵として有名になってしまった日下部栞奈は、学友から“ちょっとした探し物”を依頼される。依頼主の家に着いてみると、そこはとんでもない豪邸!! さらに依頼主の兄姉や顧問弁護士までそろっていて明らかに大事な気配…。“探し物”は亡くなった当主が残した遺産に関する手紙なのだという。困惑する栞奈の耳に、事態を混乱させる“あの男”の声が 追い打ちのように聞こえてきて――。戦後の日本を舞台にした怪異×ミステリコミック第9弾!!

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 10巻

「中禅寺先生なら…どう考える?」 消えた遺言状の事件を解決してくれたお礼にと、秋倫に茶道部のお茶会に誘われた栞奈。お菓子がでる!と喜び足を運んだ栞奈だったが…皆で食べる予定だった最中が消えていた!? 最中を盗んだ犯人はきっと茶道部の中にいる!食いしん坊探偵…いや、心霊探偵栞奈が学校内の事件を解決する! 戦後の日本を舞台にした、怪異×青春×ミステリコミックス第10弾!!