あらすじ語られるのは「真実」。70年代メジャー少女まんが雑誌の裏には漫画家どうしの嫉妬と虚栄が渦巻く。その世界をサバイブする涼。しかし彼女には呪いとも言える実母からのパワハラ・モラハラが日常を毒していた。はたしてこの物語のたどり着く場所とは……!?
ミステリーコミックのレジェンドである高階良子の自叙伝的新連載。 冒頭、母親を看取った高階先生の心に、悲しみや寂しさは微塵もなく、むしろ二度と起き上がってこないことに安堵を覚えていた。 なぜそのようになったのか。時間は高階先生が生まれた頃に、本人の意識と一緒にさかのぼり、自身の壮絶な人生を傍から眺めるかたちで振り返ります。 まず幼少期というのが、傲慢な母親による数々の虐待を受けることがほとんどで、心も体も傷つき続けるものでした。 そんな彼女がペンを握るときはどのようにしてくるのか。 少なくとも1話では終始母親によるひどい仕打ちがメインに描かれておりとても読むのがつらいですが、いずれ漫画家としてのし上がっていく勇姿をこの連載をとおして見つめたい。 しかも漫画家引退作とのこと。気合が違うのではないでしょうか!